10代が哲学してみた。

第1話 意識していない物は存在しないって本当？

みなさんシュレディンガーの猫という

思考実験を知っていますか？一定確率で

毒ガスを放出する装置と一緒に箱の中に入れられた猫は蓋を開けてみるまでは生と死の状態が重なり合っているという考え方です。

量子力学やスピリチュアルでは、この世を

意識が創り出すという概念や表現があります。

果たして本当にそうなのでしょうか？

よく自分の見ていない視界の外はすべて無で

あり観測する行為を行った瞬間にすべてが

創造される　とか　宇宙や世界を認識する

存在が居なければ、宇宙や世界は存在する意味がないし存在できない　とか　次元や波動やら　と言う人がいます。

しかし僕が哲学するにそれらは新しい宗教の

形態であり、思考からくる心の問題だと

思います。

例えば賢者テラという人は夜、ベッドの中で悟りを得て、この世の全ては一つである事に気づいたそうです。そんな彼が言うには

朝起きる前までこの世は存在しなく、起きた瞬間に存在する。とか　他人など存在せず

全ては自分　とおっしゃっていました。

しかし一つ彼に質問したいのですが、

誰かに起こされた経験はありますか？

もしこの世界が本当に起きる前まで存在しないなら、なぜ僕は寝ていた所を下らない学校のせいで親に起こされたのでしょうか。もし

起きる(認識する)前まで何も存在しないなら

誰かに起こされる事はないはずです。

人が足の小指を角にぶつけるのは脳が小指を

認識していない(忘れた)からだそうですが、

存在していない、無いものだと思った結果

判断と計算を誤って、角にぶつけて僕達は

「痛い」と思う。痛みや苦しみ、終わりや別れが、本当に自分は実在していたんだ　

と皮肉にも思わせてくれる。

最後にすべての賢者テラさんへ

確かに意識というのはこの世の全てを創っていると言われる程大変凄いものです。

それなら意識を解明する事はこの世を

解明する事になりかねますか？

皆さんはこの世界　現実だと思いますか？