マネーの虎 社長優しさランキング Sランク編 その3
◆3位 貞廣一鑑社長 優しさ力92 Sランク
貞廣一鑑社長、当時株式会社ラヴ代表取締役で、小林社長や安田社長と同じく飲食の虎。
その冷静沈着な佇まいから、一見理知的で大人しそうなタイプに見えるが、実は自分の主張をしっかりと通される方であり、虎同士で口論が起きた時など納得の行かないことにはとことん自分の筋を通そうとされる方である。
それだけの人間的な『芯の強さ』というものがないと社長にはなれないのだと思うし、冷静沈着に見えて実は情熱家タイプというか、心に優しさと熱いものを持っている方なのだろうなとは感じる。
貞廣社長の優しさ力を表すエピソードとして、最も代表的なもの(?)といえば、やはりマネーの虎でも屈指の感動回と呼ばれる『家具職人』の回をおいて他にないだろう。
この家具職人の回といえば、普段あの手この手で難癖を付けて(?)、とにかく金を出そうとしない堀之内社長が、少し話を聞いただけで『私がお金全部出すわ』と即決した非常に珍しい回でもある。
堀之内社長が何故即決したのかというと、この家具は原材料費の割に利ざやが大きい、つまり『職人の腕』が大事な事業であり、この腕がなければ他社も簡単には真似ができない、更に自分はそれを売ることのできる『リサイクルショップ』という販路も持っていると、堀之内社長にはこの事業が確実に儲かることがすぐに見えたのだろう。
だからこその『即決で全部出す』であり、貞廣社長が一緒に出したいと申し出たところを何故一人で全額出したいと通そうとしたのかというと、『これはどう考えても確実に儲かるから儲けを独り占めしたい』という意図があったように思われる。(?)
ある意味現金な人というか分かりやすい人というか、儲かる話には目がないのだろうなと思うし、事実この家具事業はその後めちゃくちゃ儲かっているのだから、そう言う意味では儲け話を的確に見抜く目は持っていたと言えるだろう。(何を目的に投資をするのかは人によって違い、儲けを第一義として投資したい社長も勿論いるのだから、筆者としてはその姿勢を全く否定するものではない。むしろ人として正直で社長として有能だとすら思える。また、堀之内社長自身も中古品を直しては自分で売るということをやっていたらしいため、職人である志願者にシンパシーを感じていた部分もあったのかもしれない)
あとこの回でいえば、堀之内社長のことを『城之内さん』と言い間違える貞廣社長には笑った。
城之内ワロタwwwデュエリストかよwwww(??)
いや、デュエリストはどうでもいいのだが(?)、貞廣社長の回であるにも関わらず堀之内社長の話になっているため話を戻すとする。
志願者も堀之内社長のそういった匂いを敏感に感じ取ったからこそ、最後に貞廣社長を選んだのだと思うし、結果的にはその選択は正解だったように思える。
指で舐められるほど安全な植物性塗料を使い、子供達が座る椅子や学習机など、家の中でずっと愛を持ってその成長を見守っていくような、優しく温もりのある家具作りをしていきたいという志願者の想い、理念。
それを尊重して見守り、成功に導いた貞廣社長の優しさが特に目立った回ということで、こちらのエピソードをあげさせて頂いた。(金の匂いがプンプンしていた(?)堀之内社長の申し出があったからこそ、それとの対比で貞廣社長の優しさや誠実さが目立った回でもあると思う。そう考えると、むしろこの回を盛り上げた最大の功労者は堀之内社長なのかもしれない)
他の回でも貞廣社長の指摘や発言は基本的に筋が通っており、志願者の話にしっかりと耳を傾け、理解しようとする優しさは虎の中でもトップクラス。
また、ただ優しいだけでなく、ビジネス案の不備を突く社長としての有能さ、他の虎に理不尽なことを言われた志願者を守り、その発言に憤慨するような熱さ、男気も持っていると、全ての要素を高次元でバランス良く完備した虎である。
これらを総合して当ランキングでは貞廣社長の優しさ力を3位、92のSランクとした。
ちなみにこの貞廣社長、岩井社長とは犬猿の仲らしく、二人が収録中にガチギレで大喧嘩を始めたため、マネーの虎の最終回がお蔵入りになったらしい。(岩井社長が志願者として登場する幻の最終回。内容を聞いただけで面白そうすぎるので見てみたいのだが、その収録テープが世に出ることは果たしてあるのだろうか……)
あと、その岩井社長のユーチューブチャンネルで、安田社長がマネ虎の裏話を話していたのだが、『カオソーイラーメン』の回で貞廣が後から現れて、いいとこ全部持っていきやがったとキレていたのには笑ったwwww(?)
本来は投資をした安田社長がいいとこを見せる場面というか、最後に志願者に良い話を授けて社長としての風格、格好いいところを見せて終わるはずだったのに、貞廣社長が後から現れて美味しいところを全部持っていったというのであるwwww(その前段として、貞廣社長は志願者の麺を酷評して、試食もせずに珍しく試合放棄のような形でノーマネーで終わったところを、安田社長が救ったという経緯があった。更に貞廣社長とその志願者は同じ広島出身で同郷という繋がりがあったそうだが、安田社長からすれば知らんがなという話である)
実際の放映では、貞廣社長が志願者にごめんね、頑張ってねと非礼を詫びることで、最後に二人が通じ合えたかのような、感動風味の味付けで終わっていった。そして二人の会話を、横で所在なげに見つめる安田社長……。
なんでやねんwwww
なんで最後に貞廣社長が主役で、投資した安田社長がその引き立て役みたいになってんのよwwww(?)
これじゃただ単に貞廣の株上がっただけやんwwww(???)
たしかに安田社長から見れば、志願者の麺を全否定し、試食すらすることなく、金も出していないくせに最後だけ現れて美味しいところを全部持っていくというのは、到底納得いかなかったであろうことは理解できるwwww(?)
番組上では平静を装っていた安田社長だが、内心穏やかではなかったと思うと、言われてみれば貞廣社長が現れた後の顔が引きつっているようにも見えて、また違う意味でマネ虎が面白くなってきてしまうのだが。(??)
視聴者的には欠点などない完璧超人に見える貞廣社長でも、人によって見方や感じ方は違ってくるのだなぁと改めて思ったエピソードでもあった。
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