第17話 PCX一人旅 イーグルスへの道
※このエッセイは「バイク一人旅」のつづきです。実は、パソコンのトラブルで編集中に保存できなくなり、新しいページで再開した次第です。前段を読んでいない方は「カクヨム 飛鳥竜二」で検索していただき、読んでいただければと思います。
9月の末、雨続きの日が続いていたが、やっと天気予報から雨マークが消えたのでPCXを駆り出した。今日は野球観戦である。あのマー君が久しぶりの一軍登板ということで1週間前からチケットをとっていた。
10時15分、わが家出発。気温23度。上々のツーリング日和だが、山には雲がかかっている。途中、数台のバイクとすれ違ったが、蔵王の頂上はガスがかかっているだろう。
いつものコスモスラインを仙台方面に走る。途中から平沢グリーンラインを通る。牧場の近くは田舎の香水満載である。でも、ここは適度なカーブがあり前走車がいなければ気持ちのいい走りができる。
蔵王町平沢から村田町足立(あしだて)に通じる道に入る。大型トラックとすれ違うのはいやだが、登り下りのあるカーブが続く。足立から菅生に入り、スポーツランドSUGOに行く道に入る。ここも適度なカーブが続く。私のお気に入りのコースだ。
志賀姥ケ懐トンネルを抜ける。ここは換気がよくないのか、排気ガスの臭いを感じる。それでも岩沼には行きやすくなった。
10時55分、なじみのラーメン屋さん「Coil」さんに到着。開店5分前に着いたので1番乗りだった。いつもの塩バジルを堪能。この店は注文してから2分で出てくるので待ち疲れがない。バイクの話をしているうちにできてしまう。帰り際に新規と思われるお客さんがやってきた。心の中で(塩バジル・塩バジル)と念じていたら、
「塩バジル2つ、スパイス1つ」
と注文していた。心の中で(やったぜ)という快感を味わって店を後にした。
ここからスタジアムまでどの道を通るか迷ったが、結局4号線バイパスを通ることにした。流れがよければすんなりいくはずだったが、名取で渋滞にはまった。走行車線の右側を走り、追い越し車線がすけばすぐに行けるようにしていたが、急に車線変更をするクルマがいるので、渋滞時は要注意だ。都会は神経を使う。
3車線になって流れがよくなった。バイパスから宮城の萩大通りに入る。昼時なのでさまざまな匂いを感じる。特に焼き肉屋さんの匂いはたまらない。これだから昼時のツーリングはつらい。がまんを強いられる。
宮千代1丁目の交差点で左折。ここまでくるとスタジアムの観覧車が見えてくる。以前にこの観覧車にのったことがあるが、ここから見る野球もおつなものである。選手は豆つぶみたいに小さく見えるが・・。
12時。スタジアム到着。スタッフの案内でバイク駐輪場へ。ここまで50km。ふだんはクルマで来ることが多いが、駐車チケットはなかなかとれず、出る時は大渋滞。その点バイクは動きやすい。多くの自転車やバイクが止まっているが、レンタル自転車のダテバイクがやたら多い。仙台市内の各所で借りられるので便利なのだろう。
16時30分。スタジアム発。試合は2-5で敗戦。マー君は4点を失った。今年初登板では無理もないか。
17時。仙台の実家に到着。必要なものをピックアップをする。
18時。実家発。あたりは真っ暗だ。久しぶりのナイトツーリングとなる。仙台市内は明るいが、地元は闇の世界になっている。そこで、仙台西道路をぬけてから東北自動車道に入る。ふだんは高速道路に入らないのだが、暗い田舎道を走るよりは走りやすい。それに宮城ICから南は適度なカーブと登り下りがある。高速コーナーを感じることができる。だが、今回は大事な要因があった。
18時30分。菅生PA到着。ここでPCXを停め、フードコートに立ち寄る。ここの「牛タン麦飯丼」1480円なりを食す。コスパは高いと思う。ただ、以前はテールスープがついてきたのに、今はみそ汁。ややがっかりである。
PAのスマートICから出て一般道に入る。まさに漆黒の道でヘッドライトだけが頼りだ。早速、タヌキのとびだしに出会ってしまった。イノシシでなくてよかった。
途中、前走車に追いつく。こういう闇夜の道の時は前にクルマがいると助かる。でも、しばらく走ると道を譲られてしまった。族と思われたのだろうか? あおったつもりはひとつもないのだが・・・。
19時15分、自宅着。ナイトツーリングを無事終えた。やはり早朝ツーリングの方が気持ちいい。
ツーリングデータ
出発時刻 10時15分
到着時刻 19時15分(野球観戦等あり)
走行距離 107km
消費燃料 約2.2L(推定
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