第14話 PCX一人旅 宮城・山形・福島弾丸?ツーリング

※このエッセイは「バイク一人旅」のつづきです。実は、パソコンのトラブルで編集中に保存できなくなり、新しいページで再開した次第です。前段を読んでいない方は「カクヨム 飛鳥竜二」で検索していただき、読んでいただければと思います。 


 梅雨の合間、天気予報から雨マークが消えていたので車庫からPCXを引き出す。ヘルメットやグローブが湿っぽい。

 4時45分自宅出発。国道457号線を南下する。私が宮城蔵王高原ラインと呼んでいる道路だ。最近、クマ出没注意報が連日出されており、カーブごとに気をつけながら走る。もし、出てきたら即Uターンだ。前走車も対向車もなくて道路ひとりじめだ。

 4時55分、白石市に入り県道51号線を南下する。三住(みすみ)というところに私がブラックホールと呼んでいるところがある。左カーブの道なのだが、左右から樹木が生い茂っていて、道の先が見えないのである。初めての人は急にカーブになるのでびっくりするところだ。

 5時05分、七ケ宿に入る。ここからは下りのコーナーが続く。風を感じるが今日はさほどの強さではない。

 5時15分、国道113号線に出て西へすすむ。ここから県境までの道がとても走りやすいカーブが続く。たまに対向車にあうが、前走車は全くいない。気持ちよくマイペースで走れる。

 5時30分。県境の二井宿峠トンネルを抜ける。突然グルーピングが掘られている箇所があり、びっくりする。予告看板を立ててほしい。

 5時40分。道の駅たかはた着。コーヒータイムだ。ポスターを見ていたら8月にかぶとむし大会があるとのこと、さすが高畠町だ。

 6時。ここからは街中の平坦で直線の道が続く。以前G310で米沢城に来たことがあったので、道は知っている。途中、福島に抜ける峠道の案内板があった。国道399号線で鳩峰峠越えだ。国道ではあるが酷道の箇所もあるという。余裕がある時にそれなりの準備をしていつの日か走ろうと思う。

 6時25分。東北中央道米沢中央インターに入る。今は無料の高速道路で80kmから70kmの制限速度だ。それで後ろからせっつかれることもなく、マイペースで走れる。まもなくして栗子トンネルに入る。東北一長いトンネルと言われている。なにせ9km近い距離がある。およそ10分間、なかなか出口が見えなくて不安になった。ふつうのトンネルはひんやりするが、ここは蒸し暑い。まるでサウナの中を走っている感じがした。クルマの排気ガスがたまっているのかもしれない。出口が見えてきて涼しい風がきた時には救われた感がした。

 6時50分。福島の大笹生ICで下りて、道の駅ふくしまで休憩。近年人気のある道の駅だが、さすがに7時前では開いておらず、トイレ休憩のみでスタート。そこからは一般道で桑折町をめざす。道の両側に桃やリンゴの樹がある。フルーツラインと呼ばれているらしい。飯坂温泉を抜け、桑折町で国道4号線に出る。

 7時20分。国見峠通過。宮城県に入る。直線路が続くのでつまらない。

 7時30分。白石市の牛丼チェーンで朝食をとる。アサリ汁がおいしかった。

 8時。国道4号線を避け、いつものコスモスラインで帰る。登りのS字コーナーで思ったとおりのラインとスピードで抜けることができた。国道4号線のストレスを発散できた。

 8時20分自宅着。朝は18度だったが、24度まであがってきた。夏は早朝ツーリングに限る。

 今回のツーリングデータ

  出発時刻   4時45分

  到着時刻   8時20分

  走行距離   153km

  消費燃料     3.5L

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