“歌い星”は眠る



深く深く 墜ちていく

時の眠る レンズのむこう


けれどそうとは

知られずに


土をふみしめ

焼けるひまわりのようであった


この指から生まれ

この手のひらから

はじまることでしょう


芽吹け 深く

奏でよ 永遠に


息吹は

天蓋のvelvetをひらき

夜空をさらに

高くする


そう

星々が

翼を休めるための

そんな海のおはなしを



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童話『オパール』より

吟遊詩人オリゾン

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