第24話 洗車雨
夜
俺は明日必要になるだろう物たちを準備していた。折り畳み傘に懐中電灯、小銭入れをショルダーバッグに詰めていった。けっこうコンパクトにまとめれたけど大丈夫……か?何か不安やな(笑)……いや、こんなもんだろ!多分!いっぱい持ってきすぎても置き場ないし雨でベシャベシャになるし。
「ん~、こんなもんかぁ、」
ショルダーバッグに必要な物を詰め込んでチャックを閉めて伸びをした。とりあえずバックは机に置いてるパソコンの上に置いた。俺のパソコン赤いからちょっと離れてても目に入りやすいからすぐ分かるんだよね。
―明日か
良くないこととわかってる、分かってはいるんだけどなんか楽しいんだよね。スリルがあるって言うか。正直、アニメとかドラマだったらこの段階で犯人は特定しててそっから犯人がいるとこに向かうんだよな。うん、俺らにはそれは無理。あの後それぞれめっちゃ調べたんだけど共通するような人いないし候補になりそうな人は去年からスウェーデンいるっぽくて不可能だし成果無かったわ。
フーッと息をはいて窓を見た。外は真っ暗で滝のような雨が降っていた。
そろそろ寝るか
カーテンを閉め布団に入り電気を消すためリモコンを手に取った。
「……あーーー、アレの準備終わってなかった……」
重たい瞼を頑張って上げアレのある場所に向かった。
忘れないうちに
失敗しないように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます