アイドルとオタクの距離

第1話

「はぁ〜。今日もうちの推しカッコよすぎ♡」

「美咲！」

「由香里！おはよぉ。」

「おはよぉ。なになに、今日も、朝から推し活中？」

「うん、そう！！見て！私の最高の推し、王子のクラスの主人公田中裕太様！かっこよくない？」

「はいはい、そうだね〜。」

「あっ！ちょっと興味無さすぎ〜！」

「しょーがないでしょ。興味が無いのは事実だし。」

「そうだけどさぁ。」

「そういえば、知ってる？今日転校生来るんだって！」

「ふーん。」

「いや（笑）それこそ興味無さすぎ(笑)」

「しょーがないでーす。」

でも、これがあなたと私の運命の出会いになるとはまだ私も友達もそして、彼も知らない。