第7話 始まりのルザネラ
神殿から出ると、そこは……
普通に、森 どこまでも生い茂ってそうな森
そして、急に爆発音が、遠方から聞こえる
「っ……こっ怖ぁーでっでも、」
俺は手を握りしめる。そして、爆発音が聞こえた方向へと、走り始めた。
シラヌイ平原──────
そこでは、1人の少女、白銀の髪色をした、子供が、ギガオークとの戦いに苦戦をしていた
「っ! 」
俺は、立ち止まる…… 俺なんかが、助けれるのだろうかと、でも、そうこう迷っているうちにあの子が死んでしまえば、元もこうもない。
ならば俺の答えは───
「うォォォォォォ゙」
俺は地面の土を握りしめ、ギガオークに向かって走り土を目にぶちかます。と同時にその子供は接近しギガオークに触れ氷柱のようなものをオークの体内で生成し大きくしギガオークを貫く
“ 弱いなら、弱いなりに足掻いてやる ”
「誰……? 」
1人の少女を首を傾げ、
「えっ、俺はいっ…… シリウス だ」
──────
俺は、ギガオークに少し手こずっていた、
なぜなら、アイツらクソ動きが速いのだ。不意打ちをしないと長期戦になる。まんまと俺は気づかれて、今に至ると言うことだな……
「つっ強い」
しかも、コイツとてつもなく力が強い。
子供だからか、一般的に剣で受ければ、後ろに確実に飛ばされる。だからと言って、魔法を発動しようにも集中出来ず、命中率がイマイチだし、アイツらの皮膚はクソ硬いので、工夫にて貫かなければ倒す事は不可能に近いだろう
「どっどうしよう……」
「うォォォォォォ゙」
「っ!? 」
私顔立ちが少し似ていて…… いや、同一人物すぎるくらいの、黒髪で、紅い瞳の少女がこちらに向かってくる。ギガオークが振り向いた瞬間に、土を目に投げ、目潰しを行う。
「いっ今だ! 」
俺は、ギガオークに接近し、触れて大きい氷柱をギガオークの体内に生成し、大きくすることで、内部から貫いた
「えっ、俺はいっ…… シリウス だ」
「私はレインと申します……よろしくお願いします。シリウスさん」
「あっああ、よろしく頼む。レイン……さん」
少し、怪しいけど、悪い人では無いよね……
俺たちは、握手をこなし、一度ギルドへ向かう
シリウスの件だけど…… まあ、保護する事にした
ギルド──────
「これと、ついでに、この子の冒険者登録もしてあげて……」
ギガオークの耳を換金に出して、
「かしこまりました……」
「レインさんって、冒険者だったんですね…… すみません、要らない事しましたよね……」
「いえ、むしろ、助かりましたので…… そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ、シリウスさん」
「これが、シリウス様の冒険者カードとなっております」
魔力総量 【0】
ランク 【B】
魔力総量が、ゼロ……
まあ、なんとかなるよね……よね?
「シリウスさん…… これ、貴方の冒険者カードです」
「あっありがとう。ってええ、魔力総量がゼロ!?」
「シリウス……さん、良ければでいいんですが、私が面倒を見ましょうか…… この世界での魔力総量ゼロはとてつもなく厳しい世界となってますので……」
放っておけない…… 悪い意味で私の悪い所だ……
「ありがたいよ、レインさん…… でも、貴方は大丈夫なんですか? 」
「ええ……、任せてください」
そうして、シリウスは私の保護下になった
今夜──────
「やっぱり、別々の個室の方が良かったですかね? 」
シングルベッドから、レインは俺に呟いてくる
「いえ、そんな贅沢な事言ってられませんし……」
俺は大丈夫ですと、レインに伝えた 。
同性別だし、一緒に寝るという案も出たけど、俺のプライドが許さなかった為拒否しました、
にしても、床で寝るのは少しキツイかも
「1時間毎に交代します? 私もずっとここじゃ申し訳ないので……」
「いえいえ、お金を払ってもらってる側がそんな贅沢はいけないので、後で美味しい飯が食えればいいですよ」
「はっはい……」
そして、無事夜が明け、俺は目を覚ますというか、3時間毎に目が覚めてしまい、全然眠れなかった……
まだ、レインは寝ている…… 魔力総量がゼロ……
俺はこの世界どうやって生きて行こう
「……どうしよう」
「どうしたんですか? シリウスさん」
不意打ち過ぎる、疑問をドストライクで貰い俺は、戸惑う。
「れっレインさん、おっおはようございます」
俺の顔を見て何かを察した顔をしては
「シリウスさん……良かったら私の仲間になりませんか……」
俺の体が、一瞬固まった……
「レインさんが、無能な俺と……? 」
彼女は、首を横に振った
「シリウスさん、少なくとも、私はあなたに助けられました。もっと自信を持ってください……」
「迷惑s───」
とても断りずらい…… 彼女の目は、迷惑そうな曇りが一切見えない。
「レイン……これから、よろしくな」
「はい! 」
シリウスは、私の仲間に進化した
作者から、
百合ってダメですかねぇ☆
やっぱ。自分の作ったオリが、百合を組むのは作者視点からもてぇてえとおもってしまう
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