7-9
「今までお世話になりました」
「本当に助かった」
テレプとスタンティムが、頭を下げた。浜には、村人たちが見送りに来ている。
「いえ、あなたたちを助けるのは必然でした」
レアカが、微笑みながら言った。
「いつか必ず戻ってくるよ。大量のお土産を持って」
「無理をしないで。楽しいお話ができたら、それがお土産げでいいから」
「わかった」
テレプも微笑んだ。
「ご安全に。天気は、ずっといいはず」
「それは予言?」
「予想よ」
テレプとスタンティムは船に乗りこだ。二人にとって初めての、北への旅立ちだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます