すらすらと読みやすい文体と、少しずつ心が不安になってしまうようなホラー要素。この先どうなるんだろうという救いを求めるような心が読む手を止まらせず、進めさせます。人間が持つ独占欲という業の恐ろしさを、爽やかで涼しげな物語に乗せて、知ることができました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(124文字)