第7話 鍛錬の時間
ムージェスト王国王都にあるクルームハイト
レオナルドの剣術を見てくれているのは公爵家に
まずは
準備運動を
セレナリーゼはテーブルセットに座ってレオナルドの鍛錬する姿を見つめていた。近くにはミレーネが
セレナリーゼは鍛錬というものを初めて見たが、こんなに激しいものだとは思っていなかった。
(すごい……)
これをレオナルドは毎日やっているのかと思うとただただそんな言葉しか出てこない。セレナリーゼの感想は
どうして今日セレナリーゼは鍛錬を見たいなんて言ったのか。
それは今日のレオナルドがすごく
けれど、レオナルドが十歳のとき。正確には魔力測定をしたときから一緒に遊んでくれなくなってしまった。その時間を鍛錬に当てるようになったからだ。それだけじゃない。レオナルドは全然笑わなくなった。
魔力がないと
それから
そうした思いから最近は
そんなレオナルドが今日、
びっくりしたけど、すごく嬉しかった。その後も、魔力測定をする前までのようにセレナリーゼを気にかけてくれた。
だから自分からも何かしたくて、気づけばレオナルドに鍛錬を見せてほしいとお願いしていた。自分にできることなんてないかもしれないが少なくとも
セレナリーゼとミレーネが見守る中、アレンがレオナルドの木剣を大きく
「レオナルド様は日に日に強くなっていきますね」
「ありがとう。けど、まだまだ全然
そう言ってレオナルドは
ゲームでレオナルドは学園に入る頃には、剣術だけなら王国最強の騎士にも
なぜそれが侮蔑なのか、魔力のないレオナルドには、
その上、今はゲームではなく現実。ステータスなんてものを見ることも当然できない。だから余計にレオナルドは自分の実力に自信が持てなかった。こう言っては何だが、ゲームではアレンは名前もないモブだ。自分はまだ十一歳とはいえ、そんな相手にも剣術だけでの実戦形式で全く歯が立たないのだから先が思いやられる。死の運命を打ち
けれど、今のレオナルドの言葉を聞いて、アレンはおや、と思った。以前と言葉は似ているのに今日は
―――――あとがき――――――
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