第18話 逃げれない
刷り込みは無事成功?、その後しばらくして連絡を入れて警察に乗り込んでもらって研究者やら構成員やらを引き渡し、獣人少女に関しては作戦後に警察庁で色々と事情聴取なり状況確認をした。その日は警察庁で泊まり、次の日は獣人少女2人を
結果はびっくりなことに肉体的には正常。病気にかかってたり持病抱えてたりもしなかったらしい。普通の人間と比べると耳と尻尾だけ異常とのことだが、動物のデータと照合するとこっちも正常。精神的には不安定だからケアが必要って先生は言ってた。それから今健康でも獣人なんて初めてだし今後どうなるかわからないから定期的に精密検査しに来てほしいとのことだった。あと2人ともくっついてるのではなく生えているので無理に取り除くのは推奨しないと言われた。そもそもやる予定なかったけど。
その間獣人少女2人は怯えた様子でずっと側にいましたとさ。そして今絶賛拘束されて逃げれません。もう30分も経つしそろそろ帰りたいんだけどなぁ...
あと明里?怖いよそのハイライトの無い目。
「いやー!離れるのいやー!」
「いか、ないで」
「...」
方や白蛇を頭に載せたまま思いっきり右腕に抱きついてきて離さない猫の獣人少女、
方や控えめにでも力強く左腕に抱きついてきて離れない狼の獣人少女。
そしてその様子を不満気にハイライトの無い目で見ている明里。...まって明里?その手に持ってるの小瓶に見えるけど変身のキーじゃないよね?大丈夫だよね?
もう警察側の人たちは苦笑している。いやほんとどうしよこの3人。笑ってないで助けて。
「2人は楓様に懐いていますし連れて帰っても良いのでは?手配はこちらでやっておきますよ」
「え」
追い詰めてくるじゃん
明里に聞こうそうしよう。明里なら何かいい案出してくれるはず。
「明里はどうしたい?」
「..........嫌だけど許可(もふもふで良かったね)」
いつの間にかハイライトの無い目がキラキラした目になってるなんで?しかも許可下りちゃったし。んーしゃーなしかなぁー
「わかりました。家で面倒見ましょう」
そう言うと獣人少女2人は一緒にいてくれることを察したのか猫の子は満面の笑みで更に引っ付いてくる。狼の子は小さく微笑んで、服を握る手の力をさらに強くした。2人とも耳と尻尾がめちゃ動いててすごく喜んでいるのが伝わる。
耳と尻尾で感情わかりやすいな。
...あとでもふもふさせてもらおう。
「わかりました、手続きはこちらで済ましておきますので今日はそのままおかえりください。お疲れ様でした」
「お疲れ様でしたー」
「失礼します」
前原さんが面倒な手続きはやってくれるとのことなので挨拶をしてさっさと帰る。未だ日本は紙書類に取り憑かれてるのか電子化されてない手続きなどが結構あるから手続き一つでも大変なのだ。結果は今度聞こう。
その日から暫く
◇◇◇◇◇
解説6
瑠美奈兄妹はもふもふに甘い。とくに触れるもふもふに。
今回保護された猫の獣人少女も狼の獣人少女ももふもふ度は高いです。(耳と尻尾のみ)
日本軍
第一次世界混乱期に自衛隊だと色々不足過ぎると色々と増強されていった。そのときはまだ日本国憲法9条があるので自衛隊と名乗り軍では無いとしてきた。
第二次混乱期のときの珍しく優秀な政府が皇族すら巻き込み憲法を新たに現代風に作り直し【日本憲法】として発布。そのときに日本国憲法第9条も破棄されたため自衛隊を日本軍として再組織された。核兵器は相変わらず所有していないが、日本の技術力と
現在の軍事力世界ランク(3世界合併5年前)
第一位 アメリカ(北アメリカ大陸統一完了+スペインとフランスの一部を併合)
第二位 日本(複数の太平洋の島々や新たにできた日本周辺の陸地を併合)
第三位 インド(インド周辺の国を複数併合)
第四位 東ロシア(ロシアは第二次混乱期で東西その他小国複数に分裂)
第五位 イギリス(大英帝国に迫る勢いで領地拡大中)
第六位 ルーマニア(数多の奇跡を経て東進し大国にのし上がってきた)
第七位 西ロシア(ロシアは第二次混乱期で東西その他小国複数に分裂)
第八位 中華連合国(中国はバラバラに分裂、その後設立された香港を中心とする複数の国家連合国)
第九位 エジプト(混乱に乗じて中東の大部分とアフリカの東側を大きく併合)
第十位 ヒルフロント軍事国家(第二次混乱期に建国しノルウェーを中心に北欧やヨーロッパの一部を併合した新興国)
地球上確認済み総国家数1125。
日本承認済み国家138。
国連参加国連118(機能不全)
第一次及び第二次混乱期は世界大戦とはならなかったが、世界中で火が上がっていた。そして、死亡者数は第二次世界対戦のそれを大きく超え
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