第12話 自宅で

あれからいろいろと見て買い漁りまくり、

日が沈んだところで夕飯を食べてから家に帰ってきた。



「ただいまー」


「ただいま、おかえり」


「おかえり、荷物片付けたら風呂だな」


「一緒に入る?」


「...一人で入れ」



そんなやり取りをして家に上がる。買ってきた荷物を分けて片付けて、それぞれ風呂に入り、私がポケーっとソファーでテレビを見始めたら明里も隣に座って魔力を循環させて、いつもの時間を過ごす...?ん?



「明里?」


「なに?」


「薄着すぎじゃね?」



前までと魔力が循環される感覚がそこそこいい方に違うと思って、明里の方を見てみると...下着とぶかぶかのシャツだけの普段と比べて薄着な明里がいた。ブラの肩紐透けてるから付けてるはず。

...りせいよーもてーやわらかー



「問題?」


「そこそこ、ギリ理性は生きてる」


「嫌?」


「まったく」



私がそう答えると、明里はふふっと笑って横から膝の上に移動した。...ヤメテー?

でも止めはしない、なぜなら2重の意味で魔力循環的に,質感的に心地いいから!

理性は持たせる。



「でもなんで薄着?」


「ん、循環の間の障害物は少ないほうがいい(あとは襲ってくれれば万々歳)」


「ああ、なるほど」



それなら理解できる、人と人とで魔力を循環させたいのに服が網みたいに邪魔になっていたってことか。それで薄着...と。



「てかその服どっから出てきた?」


「にぃのところ、いわゆる彼シャツにしてみた」



明里が上機嫌にそう言った。

彼氏じゃなくて兄なんだがな。



「いやそれ彼シャツか...?じゃなくて、私の棚あんま漁るな」


「漁ってない、洗濯物直後のから取ってきた」


「ああ、そういう...」



明里がむすっとした表情で反論してきた。

私の服をしまってる棚から引っ張ってきたのかと思ったが違ったらしい。洗濯物直後のからとってきたのか、まいいか、服はいっぱいあるしちょっとくらいなら。



「そういえば」


「ん?」


「にぃ、なんで1人称が私?昔は俺だったのに」



たしかに独り暮らしする前までは1人称は俺だった。けどまぁバレないようにを優先した結果かなぁ



「ルミナのときに間違えないようにそっちで統一した」


「言葉遣いちょっと変だけど」


「変...そうよなぁ、でも治そうとしても続かないんだよなぁこの話し方で相当慣れてるから」



言葉遣いが変というか違和感があるのはそう。一時は調整しようともしたけど大変すぎて断念したんだよな。だからもうずっとこのままかなぁ



「んー、困ってないなら大丈夫?」


「かな」


「じゃ、別の話。お金の使いみち」



明里はこの話は終わりと、膝の上に乗ったまま別のお金の話を始めてきた。

結構大きな悩みの種だなぁー



「それかぁー何に使う?」


「ん、寄付・投資・推し活・博物館・お手伝いさん追加で雇う・協会長さんに相談・警察さんに相談・企業・買収・銀行・別荘・維持費・服・装備・娯楽品・生活雑貨・調度品・家具とか?」


「結構色々選択肢あるなーでもまぁ使い切りたい訳じゃないし楽したいしって考えるとそこそこ減る?」


「ん、軽く選別するなら、投資・推し活・別荘・維持費・服・装備・娯楽品・生活雑貨・調度品・家具?」



結構減ったな〜まぁべつに減らしたいわけでもないが、私のところにありすぎるのは不味いからなぁ



「そんなもんか」


「あ、新しいタワマンか土地か買うのもあり?」


「あーそれもあるな」



色々と持ってれば使いみちはそこそこありそうだし。ここみたいにね渋谷駅付近タワマン最高階



「じゃ、良さそうなの調べとく」



明里はよく何をどれだけ買うかとかを先に調べてある程度の目安を定めてくれる。前に私がやろうとしたら「これは私の仕事だから」と言って譲ってくれなかった。だから素直にやってもらっている。



「たのむ、欲しいものは遠慮なく言えよー」


「わかってる、にぃ相手に金銭面で遠慮はしない」



明里には私の通帳も見せているからか、私が奢ると言ったら素直に奢られている。本当に金銭面で遠慮はしないのだ。

まぁ全く持って構わんしなんならお礼も兼ねてどんどん言ってくれ。


そして2人とも眠くなってきたので、ソファーを離れいつもどおりベットで添い寝しながら寝ることにする。

スマホの連絡も特になく2人ともそのまま眠りについた。


おやすみなさい




◇◇◇◇◇


やっぱ日常パート難しいなー

書きたいから書くけども


書きだめしゅうりょーです。



作者X

@rumina_haku

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