第4話 WEB小説で注意する事
行間はあまり詰めない。多くても三~五行以内に収める。
駄目な例
「ふ~ 疲れた 今日も一日社畜ご苦労さん」
毎度毎度の終電帰宅、自分で褒めるしかない。独身アラフォー38歳、おまけに天涯孤独。両親は俺が高校生の時に事故であっけなく二人とも逝ってしまった。祖父母はその時は健在だったので引き取られ、その後は普通に生活は出来た。その祖父母も俺が30歳になるころには二人とも逝ってしまったけどな。やはり多感な時期に起こった不幸のせいで、どこか陰のある性格になったのはご愛敬。大学は行かせてくれると祖父母は言ってくれたが、元々そんなに勉強が好きでもないし、年金暮らしの祖父母にこれ以上おんぶにだっこはしたくなかったので、そのまま就職、近所のホームセンターで働きだした。
こんなに文章が詰まっているとスマホで読む方には凄く読み難い。勿論PCでも同じです。
良い例(あくまで行間としての良い例です)
「ふ~ 疲れた 今日も一日社畜ご苦労さん」
毎度毎度の終電帰宅、自分で褒めるしかない。独身アラフォー38歳、おまけに天涯孤独。
両親は俺が高校生の時に事故であっけなく二人とも逝ってしまった。祖父母はその時は健在だったので引き取られ、その後は普通に生活は出来た。
その祖父母も俺が30歳になるころには二人とも逝ってしまったけどな。やはり多感な時期に起こった不幸のせいで、どこか陰のある性格になったのはご愛敬。
大学は行かせてくれると祖父母は言ってくれたが、元々そんなに勉強が好きでもないし、年金暮らしの祖父母にこれ以上おんぶにだっこはしたくなかったので、そのまま就職、近所のホームセンターで働きだした。
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今回例にした文章は私の作品ですが、これは一人称で書いています。小説には一人称の物と三人称の物がありますが、私は一人称が書きやすかったのでそうしましたが、場面によっては一人称では書き難い時もあります。
勿論、同じように三人称にも似たことはあります。それとこれは私の私見ですが、三人称だと文章が堅くなるように感じます。
一番いけないのが人称がコロコロ変わる事です。どうしても作中で人称を変えなくてはいけないのなら、それをハッキリ告知するか、一話全てを人称変更するかです。あまりお勧めはしませんが……。視点変更はまだ許されますが、個人的には読み難いです。誰が主人公なのか分からなくなるからです。
復習の意味で人称について説明すると、一人称は僕、俺、私、の視点で文章を書くことです。一方、三人称は第三者が
例
小説1:私は昨日、遠足に行きました。楽しかったです。 一人称
小説2:アカネは昨日遠足に行きました。楽しそうでした。 三人称
一人称は、主人公や主要人物の視点から地の文が描かれるものです。
三人称は、主人公ではなく客観的に、神の視点で地の文が描かれるものです。
小説とは地の文と会話文で出来ている物です。
私の個人的意見ですが、視点がコロコロ変わるものは読み難いと思います。登場人物を全て覚えていないといけませんからね。そしてそのキャラの性格なども分からなければいけないので感情移入し難いです。
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