第2話 小説を書く上での基本ルール

 難しく考えては小説は書けません。ですが基本の書き方は知っておくべきです。



1 行頭は一字あける

書き出しや改行後など、文章のはじめには一字分の空白を設けましょう。ただし、会話文でカギ括弧(「」)を使う場合には、空白は必要ありません。


カクヨムの場合ですと、記法と整形 ツールというのがありますから、一括で段落下げが可能です。PCの場合左上に四角いアイコンがありますから、そこをクリックすれば出てきます。ここでルビや傍点も振れます。


例 

 真っ白な空間、? 考えようとすると頭の中にかすみが掛かったようになる。



2 句点は「」の最後にはいれなくていい

文章の終わりに句点(。)を入れるのは基本ルールです。ただし、「」の中にある文章の最後には句点を入れなくてもよい、という決まりがあります。


例 今日は天気が良いですね。

  「今日は天気がいいですね」



3 感嘆符の後に句点はつけない

感嘆符(!)や疑問符(?)の後に句読点はつけません。これらの文章記号で一文を締めくくる場合には、感嘆符や疑問符で文を終わらせます。


例 ○今日も元気!  ×今日も元気!。



4 感嘆符と疑問符の後ろは一字開ける

感嘆符(!)と疑問符(?)の後は、一字分の空白を設けます。しかし、句点と同じく、「」の中の終わりに来るものに関しては、その必要がありません。


例 今日も元気! だけど明日はどうかな? 多分元気。

  「今日も元気! だけど明日はどうかな?」多分元気。

  「今日も元気!だけど明日はどうかな?」多分元気。*このように書く人もいます。


5 数字は基本「漢数字」で

縦書き原稿において、数字を入れる場合は漢数字を用います。ただし、固有名詞や紙のサイズを表す「A5」など、漢数字で表記するとわかりにくくなるものは、アラビア数字を使用してもいいというルールになっています。


これに関係して漢数字を使う事で困る事があります。

例 十分(じゅっぷん)

  十分(じゅうぶん)

  その為、充分(じゅうぶん)と書く方が良い。もしくはルビを振る。


6 三点リーダーとダッシュは偶数セットで

三点リーダー(…)とダッシュ(ー)は、偶数でならべて使うのが基本です。「……」「――」のような形になります。


ダッシュは普通にキーボードで「ダッシュ」と打ち込めば「―」になります。ですから偶数セットの場合、「ダッシュダッシュ」と打ち込めば良いです。


7 カギ括弧の中に入れるなら二重括弧

登場人物のセリフの中にほかの人物のセリフが入るような場合は、カギ括弧の中にさらにカギ括弧を入れて表現することになります。そのとき中に入るカギ括弧は「二重括弧『』」にする、というのがルールです。



この他にも色々とルールというか書き方はありますが、基本的に最低限押さえておく必要があるのがこれらです。




私もまだまだ出来ていない部分もありますが、私の復習の意味も込めてこれを書きました。それとこれは小説ではないので段落下げはしていません。


次の話ではWEB小説の書き方について私の経験談から知っておいて損のない事。


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