第12話 事情聴取

神崎支部長がお茶を机に置きため息を着く。


「じゃあ、事情聴取を始めようか。

桜波さん、あなたはいつダンジョンに入った?」


神崎支部長が質問をしてきた。


「3年前です。」


「3年前か……」


「次の質問だ。桜波さんあなたはステータスを持ってるかい?」


「はい、私はステータスを持っています。」


「なるほど……ということはモンスターを倒したということか(小声)」


「桜波さん、ステータスを持っているなら探索者カードを作って、協会のデータに登録しないといけない。」


「そうなんですか。分かりました。探索者カードを作ります。」


「よし、じゃあ事情聴取を終了させてカードを作るか!」


そういうと支部長はデスクの引き出しを開けて1枚のプリントを取り出した。


「桜波さん、これの紙の空欄を書けるとこだけでいいから埋めといてくれ。」


「はい、分かりました。」


そう言ってプリントを僕は受け取った。

プリントには、名前、性別、年齢、住所などの必ず埋めないといけない個人情報やスキルなどの任意の欄もありました。


10分後、僕は性別以外の欄を埋め終え悩んでいた。

性別を元の性別おとこにするのか身体の性別おんなにするのかを悩んでいた。

悩んでいると神崎支部長が部屋に戻ってきた。


「終わったかい?」


「すみません、性別の欄以外は終わりました。」


「性別?女じゃないの?」


「……はい、僕はダンジョンができた日に性別が変わってしまって……」


「なるほど、では[女(元男)]と書いておいてね。」


「あ、はい、了解です。」


そうして書き終えた紙を支部長に渡した。

紙を読んで支部長が


「なるほど……そういえば君はダンジョンが発見された日に行方不明が出された子だったね。」


「そうですが……何故それを支部長が知ってるんですか?」


「ああ、知ってる理由はダンジョンができた日に行方不明になってる人は非常に少なかったんだよ。ダンジョンが出来たと謎の音声ワールドアナウンスが流れた日から多くの行方不明者が出たんだよ。」


「そうなんですか……ありがとうございます。」


支部長は理由を話すとお茶を飲み……


「これで事情聴取は終わりだよ。あと君の連絡先を佐渡に伝えてもいいかい?」


「別にいいですけど……そういえば僕の住んでいた家ってどうなってますか?」


「君の住んでた家かい?ちょっと待ってね今調べるから」


支部長はノートパソコンを開きキーボードを叩きはじめた

15分くらいたち、支部長が


「桜波くん、君の家はダンジョン崩壊に巻き込まれてはいないそうだよ。」


「よかった……」


僕は心の底から安堵した。


「あっ、忘れてた……桜波くんダンジョン災害の被害者に渡される補助金だ。とりあいずこれを渡しておくよ。」


よかった……お金もなかったから今夜は何も食べられないかと思ってた……


「桜波くん、君はこれで帰っていいよ。」


支部長にそう言われて僕は支部長室を出た。



――――――――――――――――――――――――


こんばんはうぱーのんNEØです。

ほんとに遅れてごめんなさいm(._.)m

とりあいず、この話を書き終えることが出来ました。

読んでくれた皆さんには感謝しかないです。

 

申し訳ありませんが誤字脱字があれば教えてください。

出来るだけ早く修正致しますので……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る