第10話 第350層ボス 太古ノ毒巨蛇

僕たちはダンジョンを順調に登って行った。

そしてついに僕たちは佐渡さんが転移した階層の350層に着いた。


「やっと着いたわ。ここが私が転移した階層よ。」


「この階層のボスは確か太古ノ毒巨蛇ポイズンティタノボアだったはず……」


「ここのボスのことを知ってるの?!お願いボスの情報を

私に教えて!!」


「いいけど……なんでボス情報が欲しいの?」


そう僕が質問すると佐渡さんは気まずそうに答えた。


「私の妹の怪我を治すために、このボスの撃破報酬が欲しいの……」


「そういう事ならこれあげるよ。」


そう言って僕は彼女に神薬エリクサーを渡した。


「ええ!!ほんとにいいの?!」


「いいよ、まだまだ沢山あるからね。」


「桜波さん本当にありがとう!!!!!」


「大丈夫だよ。」


少し休んだ後…………

 

「久々にこいつと戦うなぁ……」


そう呟きながら、僕と佐渡さんはボス部屋へと入っていった。






ボス部屋に入ると巨大な蛇がいた。あの蛇がボスの太古ノ毒巨蛇ポイズンティタノボアだ。


「シャァァァァァァァァァァァ!!!」


太古ノ毒巨蛇が僕に向かってくる。

巨大な体が僕を推し潰そうとスピードを上げたが僕は飛んで回避した。


「シュウウウウウウウウウウウ!!」


太古ノ毒巨蛇が口を大きく開けてポイズンブレスを放ってきた。


「操血武器 血刀 からのぉ!!」


「血帝刀術 一式 赫斬!!」


僕は太古ノ毒巨蛇が放ったポイズンブレスを斬った。

そしてそのまま太古ノ毒巨蛇に向かって駆け出し……


「血帝刀術 二式 鮮血閃突!!」


僕は太古ノ毒巨蛇の頭に風穴を開けて討伐することが出来た。


「無限空間 収納」


スキルを発動させて、僕は太古ノ毒巨蛇を無限空間に収納した。佐渡さんは太古ノ毒巨蛇の死体が消えて絶句してる


「佐渡さん、そろそろ地上に戻りましょう。」


「あ、うん、わかったわ……」


僕たちは階層を上がる階段の脇にある魔法陣の上にたった


数秒後……少しの浮遊感と共に一階層へと転移した。


「もうすぐ地上か……」


僕は感慨深くなって小さな声で呟いた。


「迷宮から出たらすぐに妹のところに行こう。」


そう佐渡さんが呟く

佐渡さんは迷宮からでたらすぐに妹の所に神薬を届けに行くらしい。


「桜波さんありがとうございます。これで……これで妹の怪我を治すことができます。本当にありがとうございました……

あ、あとこれを……」


「佐渡さんこれは?」


「これはですね、探索者協会の受付の人に渡す書類で

ダンジョン災害被害者発見届という書類です。この書類を受付に提出と協会支部長から呼び出され事情聴取が行われるはずです。事情聴取が終わると災害見舞金10万円が払われるはずです。事情聴取が終わったら私が迎えに来れるはずなので協会ロビーで待っててください。」


「わかりました。この書類を受付に出せばいいんですね」


「そうですね……

すみません、私は妹のいる病院に行かなくちゃいけないので、失礼します。」


佐渡さんは書類を僕に渡すとタクシーの方に走り出した。


「僕は探索者協会というとこに行くか……」


少し歩き迷宮の出口を見つけ迷宮の外に出ることが出来た。3年ぶりの地上だ。


「うぅ……眩しいな……」


僕は久しぶりに感じた太陽の眩しさに目を塞いでしまった。



―――――――――――――――――――――


帝血刀術 二式 鮮血閃突……刀に血を纏わせ敵に刺した瞬間、血で相手の体を貫く技。


――――――――――――――――――――

こんばんは!うぱーのんNEØです!


  ネ兄 ! 1 0 話 到 達 ! !


とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!

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