第8話 side:A級探索者 佐渡 友
こんばんは、うぱーのんNEØです。
この回は、初めて主人公以外の人物が出てきます。
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side:佐渡 友
「はぁ、はぁ、やっと350層に着いた……」
私はA級探索者の佐渡 友、ソロの探索者だ。私は十日間かけてダンジョンに潜っていきこの第350層の攻略のためにこの階層まで来た。
全てのダンジョンは50階層ごとにボスが強くなり、討伐報酬が豪華になるからここの攻略のために潜った。
この階層のボスの討伐報酬には、全ての病気や怪我、部位欠損を治す
「ようやくここまで来た……ボスを倒して妹の怪我を……」
そう思って350層を探索していると、突然足元に魔法陣がでてきた。
「なっ、まさか転移の罠か!!」
そう私が気づいた時には転移が終わり一面草原のフロアになっていた。
「くそっ、ここはどこだ?迷宮には洞窟しかないはずだが?まさか、未発見の階層か!!」
失敗した!まさかあと一歩のところで罠に引っかかってしまうとは……
「早くこの階層から上がって350層のボスを倒さないと……」
「グギャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!」
そう呟いた時遠くから化け物の咆哮が聞こえてきた。
「まずい……逃げないと!」
私はすぐに走り出した。私の後ろから大きな地響きがする。
「グギャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!」
咆哮が大きくなってる!くそっ、私より化け物の方が早いのか!
「くそっ!この化け物から逃げ切らないと……」
私は後ろから追いかけて来る化け物から逃げるため走り続けた。
だがその追いかけっこは唐突に終わりを告げた。
「グゴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!!!!」
「咆哮が違う?!」
私がその咆哮を聞いた時、目の前に岩でできた壁が現れた
「す、ストーンウォールだと?!」
私の目の前に岩魔法で作り出された壁が現れた。
「くそっ、こうなったら化け物を倒してこの階層から脱出してやる!!」
そう私が覚悟を決めて振り向いた時、化け物の絶叫が聞こえた。
「グギャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!」
化け物を見ると目に深紅の矢が刺さっていた。
好機!そう思い化け物に突撃しようとした時、目の前に長い黒髪の少女が現れた。
「危ないから下がってて。あの
そい言うと少女は化け物に向かって駆け出した……
私は少女をただ見ることしか出来なかった……
私の目の前で私より年下の少女が赤い刀で化け物を真っ二つにしているところを……
そして化け物との追いかけっこは、少女が化け物を真っ二つに切ったことで終わりを迎えた。
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