プロローグ 中(会長の昔話)
会長の
主人公出す詐欺については(_ _lll)スミマセン
次の次から出るので...たぶん...ほんとに...
「…配信終了しました、皆さんお疲れ様です」
「「「お疲れ様でしたー」」」
「はい、配信終わって皆さんも疲れているところなんですが、一つ問題があります」
「え、あるの?問題が」「「そうだそうだー」」
「あの中に一つ問題?...うーむ、もしや..あれか?」
「開発部の人は気付いたようですね。そうです、会長が次回の配信で公開しようとした情報を今回で出してしまったことです」
「だけどね、質問されたら答えちゃうものでしょ?」
「...はぁ、その姿で言われると会長を知らない人は納得してしまうでしょう。会長もそろそろ私だけに教えるのではなく、皆さんにも教えたらどうでしょうかね」
「ちょっと待て一ノ瀬、その姿ってのはどういう事だ?VRのアバターではなくて?」
「という事で会長、話さないと長くなりますよ?」
「…わかった、話しますよ。言及はあまりしないで下さいね」
と会長はしぶしぶ語り始めた..
〘 どれだけ前の事だろうか、皆が知らない姿が周りには無く、
私にだけある、顕れ始めた異変...
私は幼少期、その頃世間では、流行り病にかかる人が多く、ダウンする人が多かった。そんな中でも風邪等もかからず、健康体だった私は、『元気だねぇ』『健康で羨ましい』などと、周りから言われていた。
それから少しして流行り病が無くなり、周りの人も元気になった。
だが、その数日後、家族と出かける予定だった私は、いきなり身体に力が入らなくなり、倒れてしまった。
…目覚めたのは5日後だった。看護師さんは、すぐに他の人を呼びに行った。
身体に違和感を感じた。『その姿は本当の姿ではない』そう誰かに囁かれた様な気がした。私を診察した医者が来た、私を見て気味悪そうに見てくる。
私も自分の身体を確認。……?頭に付いてる..何だこれは..動物の耳?
そうしていると、両親も病室に入ってきた。母は医者と同じように、父は困惑して私を見ていた。
…病院から退院することになった。家に戻って来た。
戻って来てからは、とても苦しかった。
母は私を邪険に扱い、自分の事は勝手にやれ、と。
父は最初”は”心配しながら世話をしてくれた。だけど日が進むたび、母と同じ程、いや、それよりも酷かった。周りの人もそうだった。
色んなところを殴られ蹴られ引っ張られ、周りには助けてくれる人なんていなかった。そんな時、パトロール中の警察官が来てくれた、助けに来てくれた。来てくれたと思ったら、その人も周りと同じ事をしてくる。
苦しい、辛い、痛い、そんな感情が渦巻いていた。
こんな日々の中に転機が訪れた。両親が一緒に出かけるぞ、と。
その時は嬉しかった。少しでもこんな地獄から抜け出せるのだから。
そう思いながらも出かける支度をした。車に乗り込んだ。
今日は遠くの方に遊びに行くらしい。はしゃいでしまう程ワクワクしていた。
…車は山の方に向かって走っている。少し不安になって聞いてみた。
『なんで山の方に向かってるの?』と。すると『遊びに行く所は、山を超えた場所にあるのよ』そう答えが返ってきた。
なんだ、そうだったんだ、早く行きたいな。ずっとうずうずして、
待ち遠しかった。
かなり車は走らせている。まだなの?聞いてみる。
『もうそろそろ着くからな』もうそろそろ...楽しみ....
そう思っていたら、急に止まった。
『着いたぞ』その言葉と共に意気揚々と車から降りた。
両親は降りてこない。なんで?ここじゃないの?びっくりしていたら、
さっきまで通った道を戻っていった。戻り際に『お前気味悪いんだよ、俺らのじゃま』いきなり発せられた言葉にえっ?と浮かべてポカンとしていると、
『そ れ とお前、実の両親居ないからな。孤児だったところを拾っただけだからwじゃーなww』思考が止まった。戻ってきたのは1時間後。車はもう見えない。ただ悲しかった、何故そんなことを今となって...
捨てられてから一月、なんとか私は生きていた。この囁かれる声に従って。
この声は何なのだろうか、私は誰だっけ?そうなりながらも動いた。
私は死にたくは無いから...
どのくらいの月日がたったのだろう...初めは数えていたが途中からやめた、
そして声は聞こえなくなっていた。最後に言われたのが『ここから左側へ、ずっと、ずっと進んで...』だった。その声に言われた通りずっと進んでいた。
進み続けてようやく何かの建築物が見えた。ここまでの途中で少し疑問に思ったことがある。”山と森はこんなに広かったか?”という事。私が捨てられた所は日本の山、何方かに進めば海は見えるはず。だけど何時まで立っても海は見えない。それが不思議だった。考えても無意味...
見えた建築物は神社..の様な建物だった。
恐る恐る入ってみる、だがそこには何もなく一人の人?が居た。
その人が喋りかけてきた。その声に聞き覚えがあるのだ。
『お久し振りですね』…私に囁いて来たあの声の人だったのだ。
とりあえずここはどこ?と聞いておく。そしたら、
『あなたが生まれた世界です。分からないのであれば、そうですね..
”異世界”とでも言っておきます』
..異世界、ねぇ...じゃぁ何で私は向こうの世界に居たの?
『…それは..ごめんなさい、あなたの親が平和な世界に転移させてしまったの』
...私の親?そんなのいない。あんな所...やっぱ何でもない。
それと、呼んだのには理由があるんでしょ?おしえて?
『あなたの種族に関係すること、それの話なの。』
種族?
『そう。あなたの種族はあり得ないことだけど、吸血鬼と妖狐のハーフ。
子をつくれない同士なのに、なぜかあなたを産めてしまった。まったく
おかしい事にね...』
ハーフ..吸血狐ってこと?だからこんな耳になったのか。
『そうね、だから地球を管理している神に戻らせろ!って。だからここに呼んだの。しっかり育ったら戻っても良いって言ってたけどね』
......じゃ勝手にどうぞ
『そ れ と、名前分かんないから教えて?』
...忘れた。とっくの前に。
『…じゃあ、あなたの実の親から取って、カリア フィアニス。
カリアが母親から、フィアニスが父親から』
...わかった。で、私は何を?
『種族スキルと好きなスキルを覚えて行くことかな。』
わかった...頑張る...
…………
………
…
「こんな感じかな。私の昔は。ってなんでみんな泣いてるの?!」
「だってぇ、そんな辛い過去を悲しい顔でずっと話してるんですよぉ..」
「会長、何かあったら何時でもたよってくれ...」
「私も詳しくは知らなかったですけど、こんな悲痛な過去だったとは...」
「みんな..ありがとうね」
「で、姿についてはどうなの?」「「「あっ」」」
「あはは...この話の後なんだけど、私吸血鬼と妖狐のハーフでしょ?
だから妖術とかスキルの応用で変えてるんだよ。だからこうやって...」
「おぉ、本当に変わってる...すげぇな」
「じゃろう?余も教えて貰って出来るようになったもんじゃからの」
「...口調も変わってない?」
「雰囲気と実年齢が合わさればこんなもんじゃよ」
「てことは、結構おばあty..ごっふ...」
「そこは触れちゃいけんのぅ...そろそろ千は行くかの..」
「向こうとこっちって時間の流れ違う?」
「そうじゃ。だいたい...18倍ぐらいじゃの..」
「うわぁ、やばぁ..」
「てことでこの話は終わり!明日に向けて準備するよ」
「「「はい!」」」「イタイ...」
思いついたのどんどん書いていけば結構書けるものだね?
ちょっと変なところあるかもだけど...
エピローグ 中 ですけど、次はその用意の様子です〜
本編はよ!って思うかもですけど、長く続けたいのでゆっくり目に...
てことで応援よろしくです
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