第55話 赫との格差

「龍粋拳」


「……!! へぇ。やるじゃん。」


口から血を少し吐きながら言った。


「滅炎狂」


炎鬼の声とともに俺の周りに円状に刃物みたく鋭い炎が現れた。


「風神」


俺は足元に竜巻を発生させ、上空へ舞った。

相手が見えるくらいの高さになって


「デビルチェーン」


俺は炎鬼を縛った。


「血鎌」


血でつくった鎌を宙に浮かせ、鎖を斬ろうとした。


「………‼斬れない‼斬れないぞ‼」


『主様。血鎌をコピーて、あいつの首輪を切って。

 あいつは操られてる。』


分かった。


「真・雷神」

「獄炎」

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