第21話 真実

「操られてたんだな。」

「え?何で分かったんだ?」


炎鬼が驚いた顔つきでこちらを見つめている


「勘。っで、誰が操ったの?」


「リーダーの無音ってやつだ...。えっと、俺らは音の力を使うんです。俺は、情熱の炎の音とか6人兄弟なんだけど、音神家の規則で、水晶が赤なら影縫、青なら陰縫、黄色なら蔭縫、緑なら翳縫、茶なら景縫と苗字がなり、旅立ついうきまりがあって、末っ子が白だったんだ。だから個性がないということで、赤の個性を持たせるために影縫になったんだ。それで、病んだ無音が首輪を発明し、お前らみたいなのを寄り付かせないようにな。」


大体わかった。個性のないと思ってる無音ってやつが病んで5人を操ってるってことか...


「じゃあ無音ってどこに行くかわかる?」

「分かるんだけど...」

「?」

「俺を含め無音以外の5人を倒す又は首輪を斬らなきゃたどり着かないんだよ。」


じゃあ急がなきゃじゃん


「じゃあ速めに二人目に行こう!」

「おう。二人目は水鬼だ。清瀧湖にいる。」

「…うん!転移魔法発動」





「近づかないでくれ。殺しちゃうぞ。」

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