第10話 その後
「………て。」
「………めて。」
「やめて。イクス」
俺ははっとした。
俺は死んだアンズーをいつまでも攻撃してたという。そして右目が白目が黒に、黒目が赤く変だったという。その後はもうあの声も聞こえなくなった。
俺は、あの後、リンと一緒にギルドに行った。
「しゅごいでしゅ。イクシュしゃんとリンしゃんがラウス隊長がやっとの思いで倒せた、あのアンズーを倒したなんて。」
ソラフィが驚いた。
「これ、報酬の50000Ⅾでしゅ。」
「50000Ⅾ!?5Ⅾか50000Ⅼじゃなくて?」
「あっ、はい、50000Ⅾでしゅ。」
50000Ⅾか。1Ⅾあれば食いしん坊な10人家族が一生遊んで暮らせるほどだぞ。しかもそれを50000も!?嬉しいけどいくら何でも多すぎやしないか。
「あ、ありが、とう......」
今後どうすりゃいっかな。
「あ、しょうだ!」
なにかひらめいたようにソラフィがいった。
「ちょっと待ってくだしゃい」
何か探してる。
「あった!これこれ。この地球で起こる、神石争奪大会。参加しましぇんか?」
いいな。次の当てがないし、なにしろ神石をGETできるかもしれないからな。やらない手はない。――ところであの声は何だったのだろうか。
※1L:約1万円
※1D:約1億円
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