第5話 イクス旅たち 専属神になったリン

「......これは?」

「心魂よ」


心魂は10人まで専属神にできる腕輪のようなものらしい。


「ありがとう。」


とても嬉しかった。だってリンを専属神にしたかったから。


「突然だがリン、専属神にしてもいいか?」

「専属神って?」

「専属神は、まぁ、恋人?みたいなもので、契約をすると、主となる存在が専属神の能力が使える。または与えることが出来、位置情報が分かったりするような感じ。

また、主...俺が死なない限り、専属神は死んでも生き返る。


「ふ~ん」

「で、いいの?」

「もちろん」

「それじゃあ、我に宿っている龍神様の力を借り、主の専属神となることをここに許す。」


『専属神契約が完了しました。残り九人です。』


「できた…かな。じゃあ改めてよろしくな。リン。」

「…うん!」


ママの顔が真剣になった。


「えーと、まず、まとめよう。えーと、三凶の封印を再度やるのを最終目標として、そのためには…そうだ、神石(ゴットストーン)を集めたら?」

「神石って?」

「龍神様・レイの力を封じ込めた石のこと。それを取り込むとすさまじい力を使えるのよ。」

「そうする?リン。」

「うん。まぁまずは出発しないとね。」

「そうだね。っで、どこにあるの?」

「私にはわからない。そうだラウス。もし見つけたらイクスのところへ送ってやって。」

「もちろんいいぞ。」


(見当なら、ついてる。アルファ家に渡さないで俺が飲んだら、宇宙防衛軍第5隊長から宇宙防衛軍第1隊長まで上がれるぞ...。いやいやだめだ。宇宙防衛軍第1隊長になったところで3凶には勝てない。やはり渡すほうが……あー。)

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