第8話 検査の終わりと結果待ち
ようやく、1週間が終わった。
いつもの帰宅の途中で、井長クリニックへ寄った。
先生から、
「変わったことは何な有りませんでしたか?」
との問いかけに答える。
僕は、
「失神までは、しなかったけどクラクラと目眩がした事。
胸痛で、ボタンを何度か押したこと。
昨日は、胸痛も酷くて、瞳から真青になってるって言われました。
流石に、泣かれたのには堪えましたけど。」
先生は、
「それが、今の君の状態なのだから、体に何かが起きているから検査して早く治療を始めましょう。
今回は1週間の測定していたので、結果までは少し時間がかかります。
大体、2週間くらいと思っていてください。
結果が出たら連絡しますね。」
と言われると僕はは先生に訊ねた。
「胸痛の位置が、いつも肋骨から左胸に少しズレた場所で、意識を持って行かれそうな目眩について、どんな病気になるのでしょうか?」
先生は、
「今は、それを確認する為の検査をしてるからね。
気を失う事と胸痛については、原因が違うんだと思うけど、苦しいのは辛いみたいだし鎮痛剤を出して置きますね。」
と答えてもらえた。
(思えば、学生の頃も原因が分からないで医者に、笑われた事があったなあ。
動悸がして苦しくてと説明していたら、中年の女性が起こす症状だよって笑われたなぁ。
あの頃から、もう、おかしかったのかなぁ。)
「気をつけて、帰ってね。」
先生の声に
「ありがとうございました。」
と言いい、私は帰宅した。
家に帰ると瞳に、結果が出るまでちょっと時間がかかる事を話しながら、聖也を抱き上げると
「くしゅん」ズルズル・・・鼻から伸びる液体がスーツと聖也の顔をタラリとくっつける。
僕は、
「ブフッ」
と思わず笑いながらハンカチで拭き取りながらおでこをくっつける。
熱は無いようだ。と安心しながら
家族で、ご飯を食べた。
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