第6話 発病と原因不明2
瞳には詳しく検査をするなら、バレるというか、深刻にならない様に少し検査するだけとか、経緯も簡単に話しておこうと僕は決めた。
帰宅してから、夕食を食べて聖也と遊んでいた。
洗い物が終わった瞳へ
僕は、意を決して
「伝えたいことがあるんだ。」と切り出した。
「実は、少し前から、体調が悪くなったりして、24時間心電図を1週間だけ測定して検査したいって、先生に言われたんだけど。」
瞳は、
「どうしたの?体調ってどんな感じなの?」心配そうな表情を浮かべる。
僕は、
「ちょっと目眩がするけど、よく分からないから、念のために追加でね。」と軽く笑いながら答えた。
何も無かったで、終われば良いだけだ。聖也を抱きしめると、心を温められる様な感触に包まれた。
子供とは、なんて温かいのだろう。そう思うと、瞳も聖也も残して逝けるものか、僕の心には何としても原因さえ分かれば何とかなる。しないといけない。と熱いものに包まれた。
それから瞳にも、笑いながら普段と変わらない話をする。
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