【第27話】
恐ろしい悲劇は、10月6日の午後2時過ぎに発生した事件で再び始まった。
場所は、直家一家がかつて暮らしていた家にて…
事件が発生した家は、空き家であった。
敷地内は荒れ放題で、家は倒壊する恐れが出た。
事件は、空き家の中で発生した。
村内の公立中学校の男子生徒10人が、学校を抜け出したあとここに来た。
空き家の中でカレらが悪さをしていた時にスズメバチの大群に襲われた。
男子生徒10人は、全員死亡した。
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!)
事件現場の空き家の敷地に、飯田市の広域消防本部の救助工作車2台と救急車と村内の便利屋さんの車が到着した。
現場はキンパクした空気に包まれた。
問題のスズメバチの巣は、土蔵の中にあった。
便利屋の作業員たちは、土蔵に入る前にスズメバチを退治する薬剤を入念に散布した。
散布が終了した後、スズメバチの巣を駆除した。
その直後であった。
便利屋の作業員のひとりが叫び声をあげた。
「おいたいへんだ!!」
「どうした!?」
「人が死んでるぞ!!」
「なんだって!?」
この時、土蔵の奥でくさりで縛り付けられて天井から吊り下げられていた男の遺体が発見された。
夕方5時過ぎであった。
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…)
事件現場の空き家の敷地に、
パトカーが到着した後、警察官たちによる現場検証が始まった。
丁度その時、竹宮が現場付近を通りかかった。
現場検証開始から70分後であった。
付近の住民のみなさまがざわつき出した。
何事かと思った竹宮は、現場に近づいた。
そしたら…
「ヤダー、なによこれ〜」
「ウソでしょ〜」
「どう言うこと!?」
「こわい…」
この時、ボロボロに傷ついて腐乱状態になった
住民たちの間で、激しい動揺が走った。
この時、竹宮は直家とりつよが
竹宮は、不気味な声で
「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ…これであのくそオヤジの一家はジ・エンド…ってか…」
時は、10月7日の午後2時過ぎであった。
場所は、有松(名古屋市緑区・東海道の宿場町である)にある
店に入った竹宮は、店の
竹宮は、忠家がいると思われる
ところ変わって、
竹宮が到着した時、
本当は婚約者だった女性と挙式披露宴を挙げて一緒に暮らしたかった…
直家が待ったをかけたので仕方なくりつよと結婚してムコに入った…
それだけではなかった。
忠家は、なおみとさおりの実父の悪口や
この時、忠家はメイテイ状態であった。
忠家は、このあともグロいことをペラペラペラペラペラペラペラペラとしゃべりまくった。
竹宮は、その時の様子をテープレコーダーに全部録音したあとタイサンした。
またところ変わって、名古屋大須の裏門町通りにあるオシャレなカフェにて…
時は、夕方5時半過ぎであった。
なおみは、待ち合わせ場所に指定されているオシャレなカフェに行った。
店の中には、お見合い相手の男性と仲人さん夫婦となおみがいた。
仲人さん夫婦は、紹介のあと店員さんに日替わりケーキセットを注文した。
なおみは、ものすごくイヤそうな表情を浮かべていた。
仲人さんは、なおみに対してどうしたのかなと聞いた。
「なおみさん。」
「えっ?」
「どうしたのかな?」
「えっ?」
「なんだその顔は!!」
「あなた!!」
「なんだ!!」
奥さまは、ダンナさまをたしなめたあとなおみに理由を聞いた。
「なおみさん…どうしたのかな?」
「あの~…アタシ…まだ…晩ごはんを…食べてないのです…」
なおみが晩ごはんを食べていないことを聞いた奥さまは、なおみに怒った声で言うた。
「なんでどうして晩ごはんを食べてこなかったのよ!?」
「やめろ!!…(お相手さん)さん…すみませんでした…どうしましょうか?…なおみさんが晩ごはんがまだと言うてるので、ひつまぶしのうまい店に変えましょうか?それとも、味噌煮込みうどんがうまい店に変えましょうか?」
相手の男性は、怒った声で『オレ、結婚をヤクソクしたカノジョがいるのでお断りします!!』と言うたあと店から出ていった。
お見合いは、開始から5分でハタンした。
それから90分後であった。
なおみは、急ぎ足でJR枇杷島駅から家へ向かって走った。
この時、竹宮がなおみのあとをつけた。
竹宮は途中でなおみを見失ったが、ニヤニヤとした表情を浮かべながらつぶやいた。
あのくそオヤジの一家が暮らしていた場所が分かった…
これであの一家も終わりだ…
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