【第23話】
(ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!)
事件の翌朝であった。
家の土蔵の中で、サンドバッグを殴り付けるような音が響いた。
直家とりつよ父娘は、さおりを強烈な力で犯した男は
その後、より重たい重量のくさりで
重たい重量のくさりでしばりつけた
「さおりをレイプした男ふたりは、キサマの友人と聞いたのでぶっ殺してやる!!」
「そうよ!!ソウヤニ」豚えただったあんたはこの土蔵で一生を終えるのよ!!」
「オドレ淵埼!!」
直家は、金属バットで淵埼の頭をボコボコに殴りつけた。
その後、父娘は土蔵から出た。
直家りつよ父娘は、なぜ
原因は、22年前に
この時、りつよは
りつよは、むしゃくしゃしたことがあれば
それが原因で、対人関係がキハクになった。
家庭内でも孤立していたこともあったので、カレは生きる気力を
ぼくは…
生まれた時から…
この世で生きる資格なんかないのだ…
土蔵に監禁された
話は変わって…
さおりは心身共にボロボロに傷ついていたのに、家族たちは無関心であった。
両親となおみは自分たちの仕事のことしか頭になかった。
これにより、さおりと家族の関係はハタンした。
『仕事仕事仕事仕事仕事仕事仕事…』
『1円でもいいからお給料を上げたい。』
仕事最優先の両親は、さおり…いいえ、家族のことは二の次三の次て後回しした。
特にりつよは『パートよりも正社員で働きたい。』と言うてイコジになったからなお悪い。
なおみは、レポートの提出期限を気にしながらバイトをするのがイヤだからどちらか一つに集中したいと言うてイラついた…
恐怖心をつのらせたさおりは、祖父と両親となおみとの間により深いキレツを作った。
同時に、学校で深刻なもめ事を起こすようになった。
6月26日の昼過ぎであった。
この日、なおみが通っている通信制大学のレポートの提出期限日であった。
なおみは、大学の勉強が苦痛になったのでやめることを決めた。
ところ変わって、松本市旭にある通信制大学の指定校にて…
レポートを提出した後、スクリーングに行く学生さんたちがキャンパス内にたくさんいた。
大学をやめたなおみは、急ぎ足でキャンパスから出ようとした。
そのとき、なおみは友人の女性に呼び止められた。
「なおみ…ねえなおみ!!」
「なによ!!」
「なおみ…あんたさっき大学の事務局へ行ったよねぇ…一体どうしたのよぉ…」
友人からの問いかけに対して、なおみは怒った口調で言うた。
「アタシがなにをしようとあんたには関係ないわよ!!」
「どうしてそんなに怒るのよぉ…」
「アタシ!!ここやめることが決まったのよ!!」
「やめるって?」
「働きながら学ぶことが苦痛になったからやめるのよ!!」
「どうしてそれだけの理由でやめるのよ?」
「うるさいわね!!あんたには関係ないわよ!!」
「なおみ。」
「何よ!!」
「これからどこへ行くのよ?」
「飯田へ引き返すのよ!!」
「これから飯田へ帰るって?」
「そうよ!!」
なおみがこれから飯田へ帰ると言うたので、友人の女性は煮え切らない表情になった。
なおみは、ますますイラついた表情で言うた。
「アタシは早く帰らないとバイトの時間に遅れるの!!」
「バイト?」
「4時から入ってくれと店長から頼まれたのよ!!」
「どうして休みをとらなかったの?」
「人手が足りないのよ!!」
「本当に?」
「アタシがウソをついていると言いたいのね!!」
「わかったわよぅ…それだった、あと5分か10分だけでも大学にいることはできないの?」
「列車に乗り遅れるから帰してよ!!乗り遅れたら、塩尻で乗り継ぎの列車に乗れなくなるのよ!!」
「わかっているわよぉ…だけど、お友だちに顔を見せると言うことはできないの?」
「できないわよ!!」
そのときであった。
なおみのことを心配していた男子大学生(25歳・そば屋の店員)と数人の男子大学生がやって来た。
そば屋の店員の男子大学生は『元気だった?』とやさしく言うた。
思い切りブチ切れたなおみは、やさしく声をかけた男子学生のこめかみに石を投げつけた。
(ゴツーン!!)
石が男子大学生のこめかみを直撃した。
こめかみから血が流れ出た。
男子大学生は、その場に座り込んで苦しんだ。
「痛い…痛い…痛い…」
友人は、なおみにどうして(そば屋の店員)に石を投げたのかと問い詰めた。
思い切りブチ切れたなおみは、数人の男子学生に対して石で殴りつけた。
その後、なおみは他の学生たちに対して殴るけるの暴力を加えた。
なおみは、家族たちにくわえて通信制でまなぶ学生たちとの関係も大きく壊れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます