警戒ヤングマン
うちのヤングマンは警戒心が強い。ビビりだ。
家への訪問者をあからさまに不審者扱いする。まるで『タイガー&ドラゴン』の長瀬智也さんのごとく失礼極まりない。
うちに寄って下さったご近所様、すいません(泣)といつも申し訳なく思っている。私は自治会の会計をしているから、よく近所の方が来られるのだ。
まあ、安心なので番犬代わりになる。
私は『夫にナイショ』というコンテストで運良く入賞したのだが、先日そちらとの打ち合わせで担当様とネット会議をしていたところ、ムスコがタイミング悪く帰ってきた。
案の定、「さっきの誰やったん(怒)」と打ち合わせ後に聞いてきた。すでに私が悪い人に騙されて金を巻き上げられ確定の眼差し。
私は仕方なく小説を書いていて…としぶしぶ告白した。
身バレは辛い。身内だけに。このエッセイも危険である。
「ふーん…そうなん」
意外にあっさり引き下がるムスコ。
「なんや、ええ年して恥ずかしい、アホみたいとか言うかと思っとった」
と私が言うと、あっさり「別にええやん」と答えた。
いつの間にか大人になっていて驚く母。どうせムスコからバレるのでムスメにも報告してみたが、こちらも全く問題なかった。しかしだ。
今まで隠れて書いてきた私の苦労よ…
カクヨムの皆さまは家族にカクヨム活動をオープンにしているのでしょうか?
運営様にアンケートをお願いしたいくらいである。
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