メキシコとヤングマン
先日ムスコの揚げパンを私が強奪(?)するという事件があったが、パン代に色を付けた解決金で決着がついた。
ヨカッタヨカッタ…
さてさて、我が家はお金に細かい。
お小遣いが給料制の為か、子供たちも一円まで貸し借りをきちんとする。取り立ても厳しい。
でも友人にお金を貸す時は返ってこないと思うように指導している。
恋人には嫌われそうだが、お金は人生の重要アイテムだ。
学費は出すが、高校を卒業したら彼らの生活に一切口を挟まない代わりに通学費用・被服費等はバイトか奨学金で賄ってもらう。
ちなみにムスメは無利子の奨学金をプールし、留学などしたくなったら使うが、基本そのまま返還するつもりでいる。
うちの女子はしっかりしている。いや、今の若い子全般はしっかりしていて頼もしいと感じる事が多い。
そんなお金に激辛ムーチョな海野家だが、怒りが収まったムスコはうちの猫と朝から戯れている。いや、戯れさせて頂いている。
彼は床に寝転んでメキシコの白いフワフワのお腹に顔をこすりつけている。平和だ。
メキシコという名前の猫は、春なので毛が大量に抜ける。よって、彼の制服は毛だらけとなり、朝の忙しいさなかに身体中をコロコロする羽目となった。
「ホントにアホやな〜」
「…俺のパン食べた人に言われたくないわ」
『しつこいな、まだ言うか!』と思いつつ、ムスコはまだ面倒で可愛い生き物だと再確認した母である。
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