第2話 山頭火、鮎を食べる その2
◎昭和9年7月26日の日記より
「鱸のあらい、鮒のあらい、鮎の塩焼、いづれも結構だったが、鮎はとりわけ有難か
った」
(ちょっと一言)
・この日、山頭火は彼の庵のある小郡から朝9時半の汽車で温泉の町湯田へ。
そこの千人風呂に入って髭を剃り、浴後一杯ひっかけて、雨の中を山口まで歩く。その後友人たちと例のごとく夜まで飲み歩いた。
この日の鮎は山口市を流れる椹野川(ふしのがわ)の鮎だろうと私は見ている。
・この日、好ましいものについて山頭火が日記に残した一節。
「女よりも男、ビールよりも酒、海よりも山、樹よりも草」
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