わたくしたちの終末は

わたくしたちの終末は

オーマイガー！わたくしたちの終末は踊りも歌いも祈りもできない

おや、ここはゴミの多い国ですか？転じて宝も多いのでしょうねぇ

肉は物　髪の毛も物　魂も　物　物　物　物　消費バンザイ！

愛だけが世界を変えるはずもなく……　冷笑の僕/逆張りの君

好き勝手もてあそばれた芸術はお前のことを許さないってさ

走馬灯はアリーナ席で観たいもの。サイリウムは切れかけている。

脳味噌を洗って磨いて元に戻す　「はじめまして」の「は」で笑って

とびきりの笑顔が見たい一心で無音のラジオにツッコミを入れる

思い切り嫌われたいよノイズだけが放たれているぬるい泥水

薔薇は棘が無くても薔薇だけどこの命無き身をヒトとは呼べない　　

サレンダー　マイナス六度の爆弾は隠してしまう　無数の君を

寝てしまおう　なーにやってもダメな日は。目覚まし代わりの隕石を待つ

旅に出た　ガソリンはもう底を尽いた　後部座席で眠るメサイア

ここでない遠くの海が乾いたら　乾杯しよう回転木馬で

オーロラを切り貼りコラージュ　これまでの傷を飾り立てた記念碑

唯一の唯一無二のわたくしは割れたガラスにうつる瞳孔

ポジティブが売りです嘘です　終わるなら晴れた日がいい　背景は桜

たくさんのさみしさばかり飽和して独り相撲がよく似合う街

祝うような紙吹雪ひらひら　天使のラッパは　シの音　鳴らない

擦り切れて血が滲むほど観たキネマ　エンディングにはちょうどいい夏