今までの全体あとがきと、次へのアンケート
ミランダ編。
ちょっと長くなりました。
誠に申し訳ありませんでした。
しかし、ここを読むと、おそらく最初に戻りたくなるかなっと思って書いてみました。
読むと最初の頃を思い出せる要素がたくさんあると思います。
フュンがサナリアを出る直前までの物語ですからね。
あれがこうして最初の方に繋がってるんだ。
みたいな部分があると思います。
そして、フュンの物語の再開は、次回からです。
彼女の物語とフュンの物語がこれからクロスしていきますので書きました。
フュンの人格形成と才能開花に必要だった人物は、間違いなく師匠であるミランダです。
彼女が育てた者や出会ってきた仲間たちのおかげで、フュンが強くなっていますし、彼らはフュンを正しい方向へ導いています。
最初のハスラ防衛戦争時のザイオンの言葉。
命を賭けてフュンに賭けたシゲマサ。
数多くの戦闘でフォローをしてくれたエリナに。
中盤からべったりそばに居るサブロウ。
心配性なザンカも、それにマールも彼を信頼していますし。
マサムネも話し相手としています。
それにシルヴィア、ジーク、ミシェル、タイム、リアリス、ニール、ルージュ、カゲロイたちもフュンにとっては貴重な仲間です。
本当に彼らは非常に重要な人物たちでした。
フュンが、人質として普通に生きていた場合。
確実に殺されています。
例えば、最初のジークとの出会いが無ければ、ダーレーと関わり合いがありません。
そうなるとシルヴィアとの出会いもありません。
だから、お茶会後でも拉致されて、レヴィの存在が明らかになり、ナボルに警戒されて殺されていますね。
そこから先、生きられたとしても、このミランダとの出会いがありませんから、フュンは死にます。
彼女の修行で、心身ともに鍛えていなければ、ナボルに殺されますからね。
とにかくミランダとの出会い。それとジークとの出会い。
その上でジークの心の中にミランダの教えが無ければフュンの魅力に気づかなかったので、これもまたミランダのおかげです。
覚えている方もいらっしゃると思いますが、ジークが一番最初にフュンに会わせたい人物として、ミランダを指名しています。
なんだかんだ言ってジークは、ミランダを一番に信頼しているのですね。
だから彼女の指導が良かった事と、彼女がダーレーの為に動いているのがよく分かる序盤のシーンですね。
序盤の事について、作者はあまり解説していませんが、裏の設定ではそうなっていました。
ヒザルスなどの設定も後付けではなく、最初からあの口はジークの為にあったのです。
だから心からジークを嫌っているのではありませんでした。
むしろ信頼の証でありまして、彼は冗談ばかりを言って、ジークに何言ってんだこいつとおもってもらうためでした。
ただ、ルイスへの暴言は本音でもあります。
あの序盤には、意外にも各キャラの性格が表に出ています。
ミランダは、ぐーたら女としての印象が強いかもしれませんが、あれでも常にダーレーの為に動いていました。
あの頃は別な計画を立てていた頃でした。
ですが、フュンと出会えたことで全ての計画を彼の育成にしました。
最初の出会いの時のミランダは、フュンがあのニールやルージュを上手く扱えていたことに驚愕していました。
あの双子は自分の言う事をほとんど聞かないので、あの二人の動きが変わったことを嬉しく思いながらも、自分たちが思う人を変える力を持つ人を見つけたかもしれないという喜びがありました。
だからテンションが上がって調子に乗りました。
ゼファーには、悪いことをしました。
それとサブロウやシゲマサも、序盤からあのまんまかなと思います。
ただマサムネを出していませんでした。
本当は、ハスラ防衛戦争に出す計画もあったのですが。
サブロウにシゲマサ、そしてカゲロイ辺りにもう一人追加となると、読んでいるときに、誰こいつとなりそうで、ごちゃごちゃになると思い省きましたね。
マサムネも良いキャラだと思っていたので、泣く泣くカットでした。
さて、これからの物語は、本当の意味での本編です。
今までが完全に人物紹介に近いかもしれません。
今までのストーリラインでスポットを当ててきたのは歴史の動きと人物。
それと中にいる人物がどのような性格であるか、どのような事をしてきたかをなぞってきました。
しかし、ここからは、二人の人物の策略を中心にして、巨大な戦いが起きていきます。
第三部のスタートである第一章は、その二人が、激突ではない違った形で出会うことになりますが、第二章からは激化する戦いへとなっていきます。
自分の想定では、そんなに長くなる予定は・・・・と宣言するのはやめておきます。
こんな事言っておいて、第二部とミランダ編のように長かったら申し訳ない。
ですので、頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。
◇
そしてここでアンケートを取ろうと思いまして、答えてもいいよという方は応援コメントか近況ノートに返事をして頂けると嬉しいです。
実は、この物語の最後までの流れが確定したので、あとは肉付けしていく感じで、終了イメージがバッチリ決まったので、次の計画をしています。
それで、次書く小説が一つ決まっていて。
さらにもう一つ書こうと思う戦記物の構想が三つあるので、その中から一つ選んでほしくて、設定と軽いあらすじを書きます。
自分はこれがいいかなってくらいの軽い気持ちで答えてくれると嬉しいです。
それを参考にして、人質王子よりも設定をもっと深く練っていこうかと思い、次々作にするか、次作と同時に書いていこうか、それを考えていきたいと思います。
それでは①
どファンタジーの物語です。
スキルと魔法が出ます。
タイトルは『ゼロム戦記 夢幻王と精霊王の軌跡』です。
主人公に宿る精霊の瞳の謎から始まる成長物語からの戦記物ですね。
ストーリーラインはほぼほぼフュンの物語に近いかもしれませんが、魔法が出てきますから派手になっています。
ただし序盤は重たい話かもしれません。中盤に重めの話になります。
しかし基本は明るい話です。
一万年以上歴史のあるゼロム大陸は四つの戦乱の時代があり。
その四番目の戦乱で戦った覇王の大陸統一を果たした物語の続きから始まります。
悲劇的な幼少時代から始まり、そこから這い上がっていく主人公が、大切な仲間たちと共に成長していきます。
それで成長した先で、五つ目の大戦乱が起きます。
過酷な運命を背負いつつ、ゼロム大陸を生き抜く主人公の人生を描きます。
テーマは『大切な仲間と大事な思い』です。
次は②
こちらは、フュンたちと同じく。魔法なしの戦記シリーズです。
タイトルは『奴隷勇者と反撃の姫』です
リダート大陸にある二大国家。ジエルダ帝国とロモス王国。
それの帝国側で戦争参加した主人公から物語が始まります。
ですが、帝国が大敗北を喫した戦いに参加してしまい。
冒頭でいきなり王国の奴隷になります。
帝国は身分制度がないのに、実際は上に出世できず。
平民が良く扱われることがない国であるのに対して。
王国は身分制度がハッキリしているのに、中身としては出世ができる仕組み。
平民だろうが何だろうが、大逆転できる国です。
なので、主人公は奴隷から逆転を目指します。
成長と逆転が主軸の物語になります。
テーマは『デコボコ主従』です
最後は③
こちらもですが、剣と魔法の物語です。
基本形態として戦記物です。
タイトルは『燃えろ大将軍 爆ぜよ聖女様』です。
神聖ネオロルテ国は、ジービック大陸のすぐ隣の孤島にある。
この大陸は、リーバル教と呼ばれる女神信仰があります。
なので、ジービック大陸にある三か国は、こちらの孤島に来て参拝することがあります。
しかし、そこに行くには、大陸の端から繋がる三つの橋を経由しないといけません。
その橋は、各々が各国と繋がっていて、フルジアル帝国、イルノ王国、ジャンザ共和国の三つと行き来が出来る形になっています。
なので、各国はこの地で会ったりしますが、各国の仲が良くありませんので、そこに行くのを良しとしません。
でもその場では争いを我慢していました。
各国はネオロルテに対してだけは、戦争を仕掛けずにいましたが。
フルジアル帝国とイルノ王国の戦争後に異変が起きます。
主人公は、フルジアル帝国の名家出身の大将軍です。
まだ若い彼が戦争での失敗により、行方不明になってから物語が始まります。
こちらの主人公の目標は聖女様を生かすことです。
テーマは『新たなる平和へ』です
番号をポンと書いて端的に答えてもらってもいいので、こちらか又は近況ノートによろしくお願いします。
それぞれの序章を書いて、そこから決めようかとも思ったのですが。
最初から練りに練った方が、皆様にお出しする際に読みやすいかなと思いまして、次の作品は、皆さんが読んでみたいという物をしっかり考えてから書いていこうかなと思いました。
フュンの物語はですね。
正直、自分が読みたくて書いた面が強いので、次作の戦記物は一緒に盛り上げるような形で作りたいなと思いまして、アンケートを募集してみました。
明確な期間を設けませんが、アンケートを参考にして決めていこうかなと思います。
出来たらでいいので、お答えをもらえると嬉しいです。
では、次回からは、ミランダからフュンへと変わり、時代が進みます。
彼は皆の思いを受け継ぎ、皆と共に進んでいきます。
ここから英雄への道が明らかになります。
第三部よろしくお願いします。
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