第262話 個別の王家じゃなく、あなたたちは一つの皇族であるべき
「お前は。なぜ・・・奴に、ユースウッドに殺されたはずじゃ」
「兄さんが見た物はまやかし。それと聞いただろう話は、全て嘘ですね。僕が死んだとナボルから聞いたのでしょ。そこのナイロゼからでは?」
「あ、ああ。そうだ。ナイロゼ! どういうことだ。ベルナは死んだではないか!! お前が知らせを・・・・」
「わ、私も知らずで・・・ま、間違いない。あの技を知るこいつの事は、追い打ちまでして、殺したはずなのに。なぜだ・・・なぜ生きている」
混乱中のナイロゼは自分が口走っている事がウィルベルの言葉の答えになっていないことに気付いていなかった。
抜け目のないフュンは今の会話のおかしな点を指摘する。
「ほら。今、ベルナさんの話の中のナボルを否定しませんでしたね。やっぱりあなた方はナボルで決定ですよ。甘いですね。お互い、嘘をつくなら最後まで貫き通さなきゃ」
「「・・・・」」
あれだけ動揺して話していた二人が黙った。
もう確定でいいでしょうとフュンが喜び、ベルナに託す。
「ええ。お任せを。フュン様」
「ベルナ様。僕に様がいらないんですけど・・・」
「リナやヌロと同じく、僕にもそれは無理ですよ。あなたが太陽の人なのです。僕らのドラウドにとっては皇帝に等しい」
「・・・んんんん・・・しかし」
フュンが悩んでいる横で、べルナが話を続ける。
「兄さん。僕はあの時からずっと生きていたのです。ユースウッドさんに殺された僕は、僕ではありません」
ベルナの人生は、数奇な運命を背負わされた苦難の道のりであった。
「ヒストリア姉さんがニールド騎士団に殺された時。僕と、エステロ兄さんとユースウッドさんがいました。それが、奴らに狙われるきっかけとなりました。当時。奴らがナボルだと知りませんでした。ナボルの裏の姿・・・・いえ、表の姿がニールド騎士団と言った方がいいでしょう。あれらが、帝国を狂わせた元凶の一つなのですよ」
御三家戦乱の前、王貴戦争当時。
ニールド騎士団というウインド騎士団と対を成すような巨大な騎士団があった。
彼らの目的は、帝国の秩序を正すでしたが、その理念とは逆の行為をしていた事が後に判明したために、彼らを野放しにてはいけないと動いたのが、ヒストリア率いるウインド騎士団であった。
彼女たちは帝国の為に秘密裏にニールド騎士団を処理するための戦いをしていたのである。
「それで、亡くなった姉さんの代わりにエステロ兄さんが、ニールド騎士団と戦い。一年間もの長い期間での戦いをしました。その最終決戦の際に、兄さんは相手の騎士団長と相打ちの形で死亡。敵のリグマンという男を倒して、組織を壊滅させる事には成功しました。しかし、ウインド騎士団の柱である兄さんと姉さんが亡くなったことで、ウインド騎士団も事実上の解散となり。ユースウッドさんがウインド騎士団を各地にばら撒いて戦力を分散させました。それらはどこかで潜むかもしれないニールド騎士団残党を粛清するためでした。でも当時の僕らは、奴らがナボルだと知らなかった。奴らを見つけ出すことが出来ないのに、気付けばよかったんです。敵の隠れ方がやけに上手いのは、闇の組織ナボルの下部組織のような騎士団だったからです」
一息を入れてからベルナはもう一度話しだした。
「そこから、僕とユースウッドさんは、帝都に向かいました。父さんに今までの事を知らせるために、事後報告をしようとしたのです。それまでの経緯を説明していなかったのは、姉さんと兄さんの意向により、父さんまで責任がいかないように秘密裏に処理するのが目的だったからです。ですが、あちらもそれに気づきました。そこから僕らは執拗に狙われます。姉さんと兄さんの死の真相を知るのは僕らだけだし、皇帝にまで、ニールド騎士団の情報が渡るのを嫌ったのでしょう。僕らは帝国のどこにいても命を狙われる存在になりました」
二人は、帝都までの壮絶な逃亡劇を繰り広げたらしい。
「そこで、ここで重要だったのが。兄さんの死んだ現場にメッセージが残っていたことです。敵は姿を似せることが出来る。だから気をつけろと、兄さんの最後のメッセージが暗号として残っていました。ここが僕が生き残れた重要な点です」
ベルナは自分の目の傷を指さした。
「騎士団解散後、僕とユースウッドさんは逃亡を続けて、とある村から執拗に追われました。そこから逃げて逃げて、必死に逃げて、帝都の中にまでいけたのですけど、スラムの方に押しやられたのです。それで、僕らが一瞬でも離れたら敵が化けるかもしれない。だから敵からの追手との区別が必要だとして、ユースウッドさんは自分の手の甲に十字の傷を。戦えない僕は邪魔になるから、僕だとすぐに判断してもらうための提案を僕がしました。ユースウッドさんに、目に傷をつけてくれと言ったのです。こうすれば顔を見ただけで判別できます」
ベルナの決断力は相当高い。
そこの傷であればすぐに判断が付き、ユースウッドの躊躇が無くなり戦闘の補助が出来ていたのだ。
「それで、苦い顔をしたユースウッドさんが苦渋の決断で、薄皮だけ斬ってくれたのです。十字にある目の傷は彼のおかげで。ここの傷は、綺麗に皮膚だけが斬られているので、僕の目は見えています。白閃の剣技は華麗で素早かったです。彼の剣、僕の目には見えませんでしたからね。あ、余談でしたね。えっと。それで、彼は僕の事を見分けることが出来たのです」
ユースウッドを懐かしむベルナの両眼が輝く。
瞳にも力強さがあり、視力も良いのであった。
「そして、ユースウッドさんが、『戦いが近い。気配が近づいている』と、逃げている途中で気付きました。だから彼は僕をゴミ箱の中に押し込んで匿いました。何があっても外に出て来るなと言われた僕はそこから白閃の戦闘を見ました。あの時、姿が見えない敵など初めて見ました。でもそれでも、十人ほどを斬った彼はとても強かった。無を斬って、敵が出現した時は驚きで声が出そうでありましたよ。そこでユースウッドさんが完璧な勝利を手にしていたのです。でも最後に現れたのが、僕とそっくりな人間でした」
皆が、ベルナの話を静かに聞いていた。
知らない事実ばかりである。
「しかしその人間の目にはこの十字の傷がありません。だから、迷いなくユースウッドさんは敵を惨殺したのです。その時に敵も抵抗して、ユースウッドさんの体に一撃を加えて、両者が相打ちのようになってしまったのです。だから、ユースウッドさんが殺したのは僕じゃない。ナボルです。彼の不名誉は、いずれ晴らします。僕はナボルを許しません」
ユースウッドの表向きの歴史では、ベルナを殺した主犯となっている。
しかもその罪の重さに耐えかねて、自決したとされているのだ。
不名誉を背負わされた彼の罪は、家にまで及ぶ。
彼の名はユースウッド・ダーレー。
ダーレーの本来の当主であるが、皇帝と結婚したために妹に家督を継がせた。
この事件をきっかけにダーレー家は窮地に追い込まれることになるのだが、そこは皇帝の計らいでなんとか家の存続はなされた。
しかし、周りの貴族たちの心証がよくならずで、帝国の貴族共が彼の家に帰順することは難しくなった。
それにより、ダーレーに帰順している家はたったの三家しかないのである。
ただ、この三家。
誰もが非常に優秀で、有象無象の貴族共を抱えるよりは、この三家でよかったと言えるだろう。
ヒザルス。ナシュア。ピカナ。
ダーレーは、この三人で十分なのだ。
「で、では。どうやってお前が生きて・・・・そこからじゃ、ナボルの影部隊に追跡されたはずだ・・・」
素直に質問するほどウィルベルは、ベルナの話を聞き入っていた。
「ええ、僕はその後。彼との約束を守って、生き残るチャンスを待っていました。何が起こるか分からないから、しばらくここに隠れていろとの約束をユースウッドさんとしていたから。僕はチャンスを待ちました。そして、人の気配がなくなったと思ったその時に脱出。ユースウッドの亡骸に一瞬だけ目をやって、泣く泣く僕は彼をおいて逃げたのです。僕を守ってくれた人なのに、自分が情けなかったです」
その時の悔しさがよみがえる。
右目から一粒だけ涙が零れた。
「誰もいないと思ったのですが、敵も抜け目ない。ただの一般人みたいな人に、僕は背中を斬られました。敵は、隠れていた僕を見ていたんだ。今でもその傷が残っています。かなりの深手で死にかけていた所に、そこをたまたま通りかかってくれたのが、工房帰りのジュリアンさんでした。彼女は、僕がベルナだとも気付いてくれて、病院じゃなく父の元に連れて行ってくれたのです。ドラウドの医療班に命を救ってもらいました」
ベルナは皇帝の方を見た。
「うむ。それで余がベルナを預かった。回復したベルナの話を聞いて、敵の行動が秘文書に書いてあるナボルのような行動だと思いな。余は、皇帝の秘文書をベルナに見せた。おそらくあれが初めての事だろう。皇帝ではないものに秘文書を見せるのはな」
「そうです。父さんから見せてもらった技の中に影で移動する人間たちというものがいて、それがまさしく姿の見えない敵だと思ったのです。だから僕はあの時に、ニールド騎士団じゃなくて、ナボルに襲われたのだと確信したのです」
そしてベルナは光と共に消えてから、声を出す。
ドラウドの技を披露してから再び姿を現す。
「そして、そこから修行を重ねてこのような技を得ました。その出来事から僕は、ジュリアンさんだけにお会いして稽古をつけてもらい、皇帝のドラウドとなったのです。全ては帝国を見守るため。父さんを守るため。帝国の裏にいました。ですが、まさか兄さんが敵に飲み込まれるとは・・・兄さん。ナボルに負けたのですね」
「・・・ベルナ・・・」
「兄さん、残念ですよ。兄さんが、リナとヌロを貶めていましたからね。あなたの二重外交によって、ヌロは罠にかかり、リナのいる情報部に、その情報を流した。二人を罠にかけるのに手間がかからない。兄さんは自分でも好きなように出来る。高い地位にいます。だから、二人を騙すのにも単純な作業でいいのですよ。とても楽だったでしょう」
ウィルベルは帝国の情報をすべて手にしていると言っても過言じゃない。
誰かを操るにも情報を手にしている人物であれば楽である。
「ヌロは、サナリアの王子の不満の情報を掴んだ時。大戦の情報をサナリアへ売り払った。その中身は、サナリアが反乱して欲しいタイミングを知らせる内容でありました。ですが、この内容。途中でおかしくなっている。ヌロがサナリアの戦争を起こそうとしたのは、アージス大戦後でありました。日程から言っても十分余裕のあるものであったのです。なのに、後の文章には予定がアージス大戦と同じ日になっていました。これは別な書が渡された証拠。その文章を探ると、兄さんとナイロゼに行き着くのですよ。それがこれです」
ベルナは証拠の文を持っていた。
ヌロがサナリアに送ろうとしていた文書と、ナイロゼが作った文書。
二つの文書を見つけ出していた。
その文書がある場所とは、ウィルベルの屋敷の秘密の部屋。
何故それがここにあるのだ。
誰も入れないはずだと思うウィルベルは、驚きで黙っていた。
「それで、この情報をたまたま知るように罠が仕掛けられたのがリナです。リナも兄さんに踊らされていただけです。裏で糸を引くのがナボルですからね。あの時の二人は、本当に知らなかったんです」
リナとヌロが捕まる前の会議。
あの会議の時、二人ともよく分からない点がいくつかあった。
それが、ウィルベルとナイロゼによって作られた別情報を元にして攻められたからだ。
「そして、サナリアの文書。あれを残しておけと命令していたのは、そこのナイロゼです。文書が二つあって、ジークの部下のナシュアさんが混乱しているのを知っています。あなたは見事な拷問をしていましたよ。ですが、相手も詳しい所を知らないんですよね。だから無駄に終わったのです」
「な。私の時にも・・・」
ジークの侍従としていたナシュアが、自分の拷問時に影がいたのかと驚く。
気配なども感じない影。
それはサブロウやミランダよりも上ではないか。
「はい。僕は知ってるんだよ。ナシュアさん。ジークの部下の君が、敵を拷問する時に一緒にいたからね。僕の移動は他の人にも絶対に見つかりませんから。光の強さが太陽の戦士並み、以上かもしれません。ただし、僕の移動は見つからない分。制限時間がありますけどね」
ベルナは裏に潜む力が強い。
サブロウやミランダだけじゃなく、レヴィでも見えないのだ。
だから、影になる点において、おそらく大陸で一番の実力者である。
「これらの事はですね。ここ最近になって、とある人と一緒に調べることが出来たから知った事です。これは僕だけの力じゃ無理だった。ええ。人の力は偉大ですね。力を合わせればこうも簡単に尻尾を掴めるものだとは知りませんでした・・・・兄さん。あなたはナボルじゃなく、家族と協力すればよかったのですよ。陛下と、そして、スクナロ兄さんと弟と妹たちと・・・」
ベルナは二人を指さした。犯人はこの二人。
ナボルであるウィルベルとナイロゼであると宣言した。
「すみません。ベルナさんは、僕よりも先に二人を怪しんだんですよね?」
フュンが聞いた。
「そうです。最近の動きがおかしい事を察知してました。ここ数年は、二人が活発的に行動していて、どこかに消えています」
「それなら、今までなぜ調べ上げなかったんですか」
素朴な疑問であった。
「はい。それは僕の移動方法が一時間も持たないからです。僕の技は、警護には向いてますが、潜入などには向きません。なので、誰かの家に潜入していって、調べ上げるのに時間が掛かってしまうとなると、やはり一人じゃ出来ません。しかし今回は、兄さんのお屋敷を調べ上げる時に、協力者がいたので出来ました。フュン様のおかげです。僕一人の力じゃないからこそ、兄さんを徹底的に調べられたんですよ」
「なるほど・・・それは彼を救ったクリスのおかげですね」
「ええ。それと、あのお二人ですね」
二人は協力者の顔を思い浮かべる。
彼らがいなければ、この証拠は集まらなかった。
「それに僕は、可能性に賭けていたのです」
「可能性?」
フュンが首をひねった。
「あなたです。あなたがこの事態を解決してくれるのではないかと思っていました。僕は、彼女が見えていたんです。ぼんやりとした形ですけどね」
ベルナは、レヴィの事を見た。
「初めてあなたを見た時。あなたには加護があるのだと思ったのです。僕の目にも見えにくい。影の実力者など、もしかしたら本物の太陽の戦士じゃないかと思ったのです。だから確信はないですが、あなたが太陽の人ではないかと内心で思っていました。だから僕は、陛下に助言してました」
――――
あなたが初めて帝国に来た時。
遅刻した事を必死に謝ろうとしていた時です。
「陛下ありがとうございます。私はサナリアの王族の為にここに来たのではなく、我が国の民の為だけを思い、ここにいます。ですから、私は帝国を裏切るような真似だけは決して致しません。民の命を背負っているのですから。サナリアの王族如きの命ではなく、民のために私はここでしっかりと役目を果たしていきたいと思っております。なので今後は時間も守っていくので。どうか今回の無礼。お許しを頂けないでしょうか」
あの時。
精一杯頭を下げていた君を見た時。
僕はレヴィさんが見えました。
この子にもしものことがあれば、向かってくる奴らは全て敵だとみなして攻撃をする。
影の中で、そのような戦闘態勢を敷いていたのです。
その姿が僕が見た歴戦の戦士たち。
姉さんや兄さんたちに見えたのですよ。
それで僕が陛下に。
『陛下。この方は保護した方がいいかもしれません。彼は何かがあります。助けてあげてください。兄弟らは苛立ってますから。危ないやも。遅刻くらいは目を瞑りましょう』
「・・・そうか。なら、もうよい。あと、時間に遅れたことをそんなに気にするでない。そんなことは些細な事なのだ。余はこうして、まだまだそちを待っていたとしても怒り出すような器の小さき男ではない。だから安心して、屋敷に帰ってよいぞ。遠路はるばる、ご苦労であった。休まれよ」
父さんはこのようにしてくれたのです。
まあ、僕の助言がなくとも、陛下は許したと思いますけどね。
――――
「なるほど。そうだったんですね・・」
「そうだ。余も感覚的に婿殿が他とは違う。普通ではないと思っておったからな。ベルナの意見を採用したのだ」
「え? 普通ですよ。僕は普通なはず・・・あれ?」
皆の顔が白い目になっていた。
「あれ皆さん。酷くないですか。僕、普通ですよ。普通」
「普通の人はね。思いつかないんだよ。フュン君。この大陸を真っ青に染めようなんてね。しかもね。王国と協力して一掃しようなんて考えないのよ」
ジークがフュンの肩を抱いて慰める。
「そ、そうなんですか!」
「そうでしょ。どう考えてもやらないのよ。やろうとも思わないよ」
「出来ると思ったんだけどな。みんなで力を合わせれば・・・実際できてますし」
「まあね。それだけ、君のお願いを聞いてみたいって思った人間が多かったのさ」
「そうですか! ですよね。皆さん」
フュンは微笑む皇帝の兄妹たちの顔を見て安心した。
この時、皇帝の子らは、家族になれた。
フュンが家族を繋ぎ合わせてくれたおかげで、ヴィセニアから派生する王家は、真の皇族となり、兄弟は争うものじゃなく協力するものとなったのだ。
スクナロ。ベルナ。リナ。ヌロ。アン。ジーク。サティ。シルヴィア。
ただ一人、重要な人間が敵に回ってしまったが、それでも王家は皇族の道を歩めるまでに至った。
「ということで、あなたがナボルでありました。ナイロゼもですね。これでナボルだと認めてくださるとうれしいですね。これから楽に対処が出来ます」
「なんだと。対処だと。ナボルなど私は知らん。謂れのない罪を着せるな」
「はぁ。だから、子供じゃないのですから、駄々っ子みたいになってはいけませんよ。レベッカよりも聞き分けがないのはよくない」
あの優秀だったウィルベルが、特定人物にしか懐かない赤子のようだった。
「それでは、あなたの大切な人と、ちゃんとした証拠を持っている人に、来てもらいましょうかね。まずは大切な人からですね。では、どうぞ。入ってきてください」
フュンは、ウィルベルの弱点を出してきた。
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