第4話枯れる
1961年、いろいろな国を襲撃していたウリマトドンとオオワシンコは消息を絶っていた。
1961年5月に太平洋を横断している船が
6月には旅客機が管制塔との通信が何者かによって遮断され消息不明を経つ事件が続いていた。
この2つの事件の船と旅客機はいつまで経っても見つかることは無かった。
7月、遂にカナダの海で2体の巨大生物が確認された。
その報告を聞き、政府は急ぎで他の国に救助要請などを求めたが、
他の国もオオワシンコの襲撃を受け要請に答えることができなかった。
7月6日、遂にオオワシンコが、カナダの首都・オタワに姿を現した。
それは既に予想の範囲だった。
しかし、そこにウリマトドンが現れてしまった。
戦闘を開始して、ウリマトドンの様子を見ると何故か元気が無かった。
それを見たカナダの大佐が「そう言えば植物は海水に弱い種があると聞いたな!」と
一か八かで兵士に戦闘機から海水を出せと命令した。
大佐の予想は見事的中した!
ウリマトドンは、枯れてしまった。
これに恐れおののいたオオワシンコは、逃げていった。
カナダ政府はその後、国の重要書物文庫から古文書を見つけ、
「始メハ泰国ノ空ヲ治メル鳥オオワシンコハ、国々ヲ荒シ日出処ト言ワレシ国デ対ヲナス者ガ現レシ、終ハ英国ノ紳士タルモノ二討伐サレシ」
と書いてあり、政府はいい案を出した。
残りのオオワシンコを上手く誘導して、まだ誰かは不明だが
古文書に載っていた紳士に倒してもらおうと考えた。
次に続く
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