女教師の、な・い・し・ょ♡

さいとう みさき

先生は今日も絶好調です

「石垣先生、今日は保健体育の授業でしたよね?」


「あ、はい。思春期に入る子たちに教えるのはちょっと恥ずかしいですね」


「ははははは、石垣先生のような美人に性の手ほどきの授業をされるんだ、みんな楽しみにしてるでしょう」


「新井先生、それセクハラになりますよ?」


「おっと、失礼。それでは頑張ってくださいね」


「はいっ♡」



 私、石垣静江いしがきしずえ27歳、独身は本日の保健体育の授業を内心とても楽しみにしていた。

 中学の教師と言うのは、結構色々とやらされる。

 でも私としてはこの授業は願っても無いものだった。


 私が学生の頃、平成の性改革とか言って、保健体育の授業がかなりエッチなモノになっていたのは覚えている。

 それと、当時読んでいた少女漫画もどんどん過激になって行き、男性同士とか、女性同士とかの恋愛も普通に描かれる過激なものになって行った。

 当時中学生だった私は、友人とシェアしてキャーキャー言いながらそれらの漫画本を読み漁っていたモノだ。


 懐かしく思いながら私は本日の授業をする教室へ着く。



「はいはい、みんな席について。授業を始めますよ~」


 眼鏡のずれを直しながら教壇に立つと、何時もはざわざわしていた生徒たちが大人しく席についている。

 みんな顔を赤らめてそわそわした感じ。

 私は思わず内心ガッツポーズをとる。


 ちなみに、今日は隣のクラスと合同授業。

 女子生徒は隣の教室へ、男子生徒のみこちらの教室に集まっている。

 

 つまり今ここには32本のポークビッツがいる事になる!!


 もう、それを考えただけで興奮してしまう!!!!

 だって、タマタマなんか倍の64個よ!

 まだ声変わりもするかしないか、やっと男の子らしい体になり始める毛の薄い少年たち!

 そんな少年たちに今日はわざとサイズを一つ小さくしたスーツを着込んでこの授業に挑む私!


 完璧だわ!!


 私はおもむろに上着のジャケットを脱ぐ。

 それを教壇の近くにある椅子に掛けて出席を取り始める。

 実は、今日はわざとブラウスの下には透けて見える赤い下着をつけている。

 出席を取りながら生徒たちの様子を目で追い、その反応を楽しむ。


「さいとう君」


「は、はい///////」


 返事をした子をチラ見すると、私の姿を見て顔を赤くしている。

 よしよし、その反応が見たかったのよ!

 絶対に今彼は薄っすらと見える私のブラを見ている。

 そんな彼は私と目が合うとすぐに下を向く。


 ん~、たまんない♡

 そんな反応されたらもっといじめたくなっちゃう~♡


「田島君」


「はーい/////」


 お?

 田島君は顔を赤くしながらも私の透けてるブラをガン見してる?

 うんうん、その反応も君の様なちっちゃな子であれば大歓迎よ!

 田島君は中学二年生になってもまだ身長が140センチ無い女の子並みにちっちゃな子。

 思わずお持ち帰りしてあーんな事やこーんな事したくなっちゃう。


 私はそんな反応を見ながら次々と生徒たちの様子をうかがい、内心はぁはぁしてる。

 やっぱり若い子って最高ヨ!!

 どうも同世代とか年上の男性は下心が見え見えで、すぐに私と寝たがる。

 私って、こんな外観だけどそんなに安い女じゃないのよ?

 まだ経験だって無いのに……


 あ、でも知識だけは人一倍あるわ!

 もういろんな分野までモーラして、そして辿り着いたのが若い男の子!!

 毛むくじゃらや筋肉ムキムキ、男性同士とかより私はツルツルの何も知らない男の子で、そんな男の子が性に目覚めていくさまが無性に萌える!



 女教師やっててよかったと思う瞬間よね!!




「はいはい、それじゃぁまずは資料ビデオ見てもらいます。その後にゴムのつけ方について教えますから、しっかりと見るように」


 私はプロジェクターの準備をしてカーテンを閉めさせ、薄暗くなったら椅子に座って操作をはじめる。

 すぐに性教育について画像が流れ出すが、中には驚くような描写まである。

 ちゃんとモザイクはかかっているけど、ものによっては、なによこのレントゲンみたいな画像が出し入れしてるのって!?

 そしてそのまま中で先端から吐き出すとか、良いのか令和の性教育!? 


「うわぁ……すげぇ……」


 どこかの男子生徒がそんな事言いながらビデオの画像に食いついている。

 そりゃぁ、生殖行為なんだから、ちゃんと受精させるためにはああいう事をしなければいけないのは重々承知している。

 

 でも……



 みんな画像を見ながら前かがみになってるぅっ!!



 やっぱり起立しちゃったの?

 みんな元気な男この子だもんね??

 ポークビッツがフランクフルトになっちゃったの?

 お姉さん、ポークビッツのままがいいんだけどなぁ。


 ……ちょっと私も興奮してきた。

 いや、カーテン閉めて部屋の温度が上がったのかな?

 そんな事を思いながらブラウスのボタンを一つ外す。

 と、ひとサイズ小さかったので、胸の谷間があらわになる。

 まぁ、薄暗いから大丈夫か?


 そう思い、組んでいる足を組みなおしていると、数人の男子生徒がこちらを見ている?

 

 はっ!?

 

 もしかして今晩私をおかずにする為にこの姿を今のうちに目に焼き付けようとしている!?

 そんな、私の身体カラダであーんな事やこーんな事を妄想しちゃうつもり!?

 

 きっとこの豊満な胸であのポークビッツを、そして組み替えた太ももでそのフランクフルトを!?

 そしてそして私もまだ体験した事の無いイケナイ事を私にしちゃうつもり!?

 あのビデオのように、生殖行為を妄想の中でしまくっちゃうのぉ!?



「はぁはぁ、そんな、一度にこんな数の男の子のポークビッツがぁ♡」


「先生、ビデオ終わりましたよ?」



 びくっ!



 危ない危ない。

 あやうくあっちの世界で私も処女を散らす所だった。


 私は咳払いをしてカーテンを開け、プロジェクターを片付ける。

 そして今のビデオの趣旨を説明して、生殖行為について、受精についての説明をする。

 勿論その間生徒たちの恥ずかしがる様子を楽しみながら。



「と、言う事で望まぬ妊娠を回避する為に使うのが避妊具です。恋愛と言うモノは素晴らしいですが、その時の感情にだけ流されて望まぬ妊娠をしてしまう事があります。男性と違い、女性は体内に赤ちゃんを宿すのでその負担はとても大きなものになります。ですから責任が取れないのであればそう言った行為自体を自粛するか避妊をする必要があります」



 教壇でテキストどうりの説明をしていると、何故か生徒たちはもじもじと私から顔を背けている子が多い。

 みんな、ここは真面目な話なんだからちゃんと聞いてほしい。


「ほら、そこ池田君! ちゃんと話を聞いてるの?」


「……は、はい///////」


 池田君を注意すると、私の方をチラチラ見ながら更に赤くなっている。

 首を傾げ、透けたブラにそんなに反応するのかと思い自分を見ると、ブラウスのボタンが二個も外れてて、胸の谷間とブラが少し見えていた。


 慌ててボタンを締め直し、咳ばらいをしてから池田君に言う。


「んんっ、はいはい、ごめんなさいね。先生さっき暑かったからね」


 あ~

 いいぃ♡


 池田君のその反応。

 顔を真っ赤にしながら私のおっぱいに見とれてたのね?

 となると、他の男子生徒もか。


 ああぁっ! 

 男子生徒の視線が熱い!!



「んんっ、さてそれでは次に避妊具の使い方について説明します。これをみんなに配って」


 教壇に一番近い加藤君にコンドームを手渡す。

 それを一緒になってみんなに配ってから教壇に戻る。



「さて、もう知っていると思うけどこれがコンドームです。避妊具としてとても有効なもので、射精した精子をこの中に溜める事によって受精を防ぎます」



 ピリピリと袋を破ってそれを取り出し、張り型を取り出す。


「男性の性器が勃起したら、裏表をしっかり確認して先端の突起をつまんで中の空気を抜きます。そして先端に押し付けながらこう、くるくると……」


 正直自分で使った事は無い。

 でも知識だけはあるし、教師なので何度もこう言ったお手本で練習はしている。

 なのでコンドームの装着はあまりにもスムーズかつ完璧に装着できた。


「これで準備は出来ました、そうそうよく間違えられますが二枚重ねは逆にゴムとゴムがこすれて破けやすくなりますから絶対にしない様に」


 コンドームの装着を実践して見せた後、生徒たちの様子を見ると何故かみんな唖然としている。



「やっぱ先生って経験豊富なんだろうなぁ……」


「そりゃぁ、美人だしスタイル良いし、あの手さばき、慣れているんだろうなぁ……」


「二枚重ねが危ないって、経験者なんだろうなぁ……」


「はぁ~、先生って慣れ過ぎだよなぁ~」



 生徒たちが私を見る目が何故か残念そうになって行く。


「先生って、きっと遊びまくってるんだろうなぁ……」



「なっ!? 何言ってるの、さいとう君! 私まだした事ないんだからね!! まだ処女なんだからねっ!!!?」




 ざわっ!




「あっ」



 思わず反応してしまってとんでもないことを口走ってしまったのは後の祭りだった。



 ◇ ◇ ◇



「石垣先生、凄いですね生徒たちの期末テスト。男子の平均点が軒並み80点を超えてますよ! 一体どんな方法で保健体育を教えたんですか?」


「あ、いえ、ふつ―にです……」



 半月後、期末テストで私の受け持った男子生徒が、この中学校始まって以来の保健体育での平均点が大幅に上がっていた。

 勿論、あの生徒たちは数日間はお肌テカテカであったのは言うまでもない。

 

 私と言えばその後、何故か男子生徒に尊い眼差しで見られながら、それでいて私を見かけると前かがみになる子も出始めていた。



「いやはや、石垣先生は凄いですよ。この調子で他の科目もお願いしますよ!」


「え、あ、ああぁ、ハイ……」




 教頭先生にそう言われ、私は生返事をするのだった。




―― ☆おしまい☆ ――


**************************************


あとがき:


なーんか、最近やる気が起きないんですよねえ~。

季節の変わり目だから?

と、暗黒星雲様がまたまたエロい企画やってる?

どれどれ、なにぃっ!?

今回はエロさ評価があるだと!?

これは早速参加せねば!!


と言う事で、「女教師の、な・い・し・ょ♡」行かせてもらいました。

R15なおかつ、運営さんにイエローカードもらわない様にするには難しいですね。

でも保健体育の授業なら仕方ない。

そしてそこへ女教師で、ショタ好きならなおさら仕方ない!


そんなお話でした。


さて、暗黒星雲様の評価や如何に!?



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女教師の、な・い・し・ょ♡ さいとう みさき @saitoumisaki

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