第15話 友情に溝が

 あれから白川くんは僕を取り返そうと堀宮さんに勝負を挑みは負けて頑張ってくれている。

 しかし結果は相変わらず連敗だ。


 またあの3人、白川くんと鈴木さん、そして北川さんとで登下校したり、遊びに行ったり、お昼ごはんを一緒に食べたりしたいな。


 授業と授業の合間の休憩時間に話したりはするけど、北川さんと鈴井さんは何か僕と少し壁を作っちゃってるし。

 多分、堀宮さんの件があるからだろう。


「北川さんちょっと話が……」

「あ、ごめん。わたし凛子りんこと用事あるからさ」


 そう言って北川さんと鈴井さんは僕の前から姿を消した。


 僕のこと嫌いになったのかな……?

 最近付き合い悪いって思われても仕方ないかもしれないけど。


「ぐすんっ……」


 僕は弱い、悲しいことがあるとすぐ涙を浮かべてしまう。白川くんはピュアだからいいじゃんって言ってくれるけど、悲しいことに変わりはない。

 もっと男らしくなりたい。だけど……。


「桜田くん、屋上へ行きましょう」


 いつもの声、この人のせいで北川さんと鈴井さんは僕から離れていったんだ。

 どうせ異性の友達だからって嫌がらせしたりして、僕を避けるように仕組んだに違いない。


 僕にとっては数少ない友達の2人なのに……。


―――――――

お2人の方に★の評価をいただきました!

毎話の恒例行事のようにもなっていますが、本当に皆様へ感謝しています。ありがとうございます


どうぞこれからも作品共々よろしくお願いします

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