第6話 桜が舞う初日

 ここからは少し遡った話になる。

 僕と堀宮さん、そして白川くんたちと初めて出会ったあの日の話だ。 


 前も言ったけど、堀宮さんとの出会いは、僕が高校デビューをした初日のことだった。


 その日は天気が良くて、雲ひとつない晴天だった。心地良い風に乗せられ舞う桃色の花びらはとても綺麗で思わず僕は「綺麗だ!」と呟いてしまうほどだった。


 そう桜だ。高校初日といえばやっぱり桜だ。


 初々しい僕たち新入生を高校という新たな世界へと導く、春ならではと言えるだろう。


「今日から高校生か……友達がきたらいいけど、ちょっと不安だな」


 この時の僕は色々と不安を抱えていた。


 僕自身が高校で友達がちゃんと作れるか、授業に付いていけるのか、また小学生や中学生の時みたいに孤独にならないのか、など。

 夜眠りに就けないほど心配していたのだ。

 ということもあって、初日からまさかの寝不足だった。


 歩きながら大きなあくびをしていると、1枚の花びらが鼻に落ちてきた。

 そして花びらを手のひらに乗せると風に流されるがまま先へ先へと飛んでいく。


 そして花びらが行き着いた先には、制服姿は可憐で美しい、1人の美少女の姿があったのだ。


―――――――

昨夜、またまた★の評価をいただきました。

おかげでランキングが急上昇しています。

ああ〜もうちょっとで100位以内に!!


少しでも面白いと思っていただけたら、

フォロー、★評価・レビューよろしくお願いします! 

もっとたくさんの方に呼んでいただきたいので。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る