第4話 かっこいい堀宮さん
白川くん自身も運動神経が良いことだけあってそこそこ腕っぷしがあると思っていた。
だけど、まさか堀宮さんがケンカすらも制してしまうなんて……かっこいい、いやいや違う今は白川くんの心配を。
「すまない、桜田……俺は今日も……」
「僕こそごめん。今日こそって期待してた僕が悪いんだ」
「お、お前マジでぶっ飛ばすぞ!」
そう二人で冗談を言いあっていると、堀宮さんがムスッとした顔で僕の腕を強く引っ張った。
「早く来なさい、桜田くん」
僕は机にカバンを取りに戻る。
そして堀宮さんの側まで駆け足で向かった。
自分の思い通りに事が運んだのもあってかご機嫌そうな堀宮さん。
ニヤッと一瞬笑顔を浮かべるものの、首を一度横に振る。慌てた様子もなくいつもの、何事にも動じないクールな顔つきに戻った。
あのクールな堀宮さんがデレている?
ニヤけている、のかな……?
僕の一緒にいて喜んでくれるのは嬉しいけど、白川くんはもう……うん戦意喪失しているみたいだ。
まあ、毎日毎日僕を賭けては堀宮さんに敗北し、毎度のことながら身体を痛め、一向にカラオケに行くといった約束は今もまだ実現できていないのだ。
――――――――
今回も★いただきました!
本当にありがとうございます。
現在、ジャンル別ランキングのラブコメ部門で182位なので、もっと駆け上がりたいなぁ〜!!
よろしければ皆様、フォロー、★の評価、レビューぜひともよろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます