第34話:絶対あっちゃいけないこと。

女子高生の麻美子ちゃんと付き合っていてどうしても、あっちゃいけないこと

ってなんだと思いますか?


それは妊娠・・・に・ん・し・ん。


一番気をつけないといけないことですね。


もし万が一麻美子ちゃんが妊娠したら、そりゃもう大変な騒ぎになるわけで、

徒然、僕と麻美子ちゃんの関係は学校にも麻美子ちゃんのご両親にもバレ

ちゃいますね。

それに、もしできちゃったりしたらオロしてとは僕には言えない。

そんな非人道的なことは死んでもできません。


もし妊娠したら、ちゃんと産んでもらって認知してあげないといけないですからね。

麻美子ちゃんをシングルマザーにするわけにはいきません。

僕には多大な責任がのしかかって来るのだよ。


だから絶対妊娠させないようにしないと・・・かならず避妊はおこたっては

いけないのです。


僕は慎重な性格だから、今までちょっとくらいいいだろ、なんて

言って避妊もしないまんま一度もエッチはしたことはありません。

それは肝に銘じて。


女性用の避妊具もあるけど麻美子ちゃんにリスクを課せるのは可哀想で

すからしてコンドーさんだけが頼りです。

基礎体温を測るリズム法なんてのも信用できません。

薬だって信用できません。


じゃ〜エッチしなきゃいいだろって話だけど、それじゃ麻美子っちゃんとの

貴重なコミュニケーションが取れないですからね、欲求不満にもなるし・・・。

たしかにしなきゃ妊娠の心配はないんだけど。


頼れるのは、いまのところコンドーさんだけ・・・。

で、まあ麻美子ちゃんから、連絡があって、なったよ〜「生理」って言われて、

今月も無事成功って思うわけです。

でも世の中、なんでも100%大丈夫なんてことないですからね・・・。


まあ麻美子ちゃんを彼女ちゃんにした時から麻美子ちゃんの人生は僕が背負って

いくって覚悟決めてましたから、それでももしもにことがあったとしてもちゃんと

責任は果たすつもり・・・覚悟は一応できてましたけど・・・。


あとのことなんか考えもしないで自分の欲望だけ満たせばそれでいいって男。

そい言う無責任な男いますからね・・・彼氏として失格だし彼氏としての資格も

ないって思いますね。


できちゃった婚は時代を象徴してますね。

欲望だけが先行して今や、それも恥ずかしいことだとは思われなくなってる。

バツイチだってそう・・・バツイチですって自慢してたりする。


あ、妊娠させない方法がもう一個ありました。

それはパイプカット。

僕が手術すればいいんだけど・・・一度手術して結婚してからまた元に戻す

ってのも、それはそれで面倒じゃないですか。

だからコンドーさん頼りなんです・・・それで今まで一度も失敗してません。


つづく。


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