第21話:え?今から?。

初エッチってのは、すんなりはいかないもんですね。

あ、性描写とかないですからね。

エッチ・エピソード1みたいなもんでしょうか。


麻美子ちゃん「嫁」と付き合い始めて3ヶ月経ってましたかね〜。


この頃は、どこでもかしこでもチュッチュ、チュッチュしてましたね。

僕たちはもうお互いのことを恋人だと認め合ってましたから、だから

愛し合う男女の最終的にたどり着く先ってのはひとつでしょ?

つまり肉体的コミュニケーションね。


もうそうなってもいいんじゃないかって僕は思った訳です。

とうぜん行く先はホテルってことになるでしょ?。

僕は麻美子ちゃんとエッチがしたいってことを車の中で彼女に言った

んです。


「エッチ・・・したい」って。


「え?今から?」


「違う違う、これからとか、今すぐって訳じゃなくて」

「僕たちさ、付き合ってもう3ヶ月だろ、愛し合ってるのに何もない

なんて不自然だよね」

「こんなに想いあってるのに・・・」


「分かってる・・・いつかは来るなって思ってたけど・・・でも

ちょっと怖いかも・・・」

「もう少し待ってくれる?・・・すぐには決心つかないから」


僕はちょっとガッカリした。

でも無理もなかった・・・麻美子ちゃんにとっては初体験・・・

だろうと思った・・・だって処女?なんて聞けないし。


「いいよ、無理しなくて・・・」


僕が少し不機嫌そうになったのを見て麻美子ちゃんが言った。


「一週間考えさせてくれる?」


「分かった」


「ごめんね、怒った?」


「怒ったりしないよ、僕が一度でも起こったことある?」


「そうだね・・・」


「だろ?・・・大丈夫だよ、そんなもん」


僕は笑って見せた。

彼女ちゃんはいつものようにおやすみのキスをして 「じゃ、またね」って

言って手をパタパタ振りながら帰って行った。


彼女ちゃんに余計な負担を強いたかもしれないって思ったかな。

いくら恋人同士でも、いきなりのセックスは女子高生にはハードルが

高すぎたのかもね。


家に帰った麻美子ちゃん、さっそく友達に相談したらしい。

そしたら、拒んだら彼氏に恥かかすことになるよって言われたらしい。


恥はかかないけど欲求不満にはなるかもって思ったかな。


つづく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る