U-18賞、おめでとうございます。
最後の締め括り方が日常と陸続きって感じがしてとても好きです。
あと、祖父の『夢半ばで諦めた青少年のような表情だ』という表現も好きでした。
他の芸術作品を別の媒体で表現するのはとても難しいと思うのですが、この作品で描かれてる月光ソナタはあまり詳しくない私でもちょっと聞いてみようと検索してYouTubeをクリックさせる程に素敵に描かれてたのです。
作者からの返信
ご一読いただき、応援コメントまでくださり、ありがとうございます。
日常として括ってしまえるほどささやかな非日常を目指して書いていたので、上手く伝わっていたようで嬉しいです。
祖父の細かな描写にも気をつけていたので、お褒めの言葉をいただけて光栄です。
音を文字にするというのはやはり非常に難しく、聴いたことがある人には伝わっても全く初めての方には難しいだろうなあと思いながら綴っていたので、月光を聴くきっかけになれたということにとても嬉しく思います。
雨とピアノ、月光に照らされた戦争の跡、一転して穏やかな祖父との思い出……終始一貫したイメージが流れていてとても素敵です。
(私も雨の日が好きなので、冒頭の主人公に共感しました笑)
途中からはピアノの音色が聴こえてくるようで。
素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。