第4話 同志

「わかったわ。私はチョロンシナ国出身、リー・チョロスよ。」

と助けられた少女は言った。

「助けてくれてありがとう。でも、服を着てくれないかな?」

そう、キラはあまりの速さで飛んだせいで、服がもろとも消えていたのだ。キラは恥ずかしくなり、顔を隠した。リーは首に巻いていたスカーフを渡して、キラはそれを首に巻いた。

「すまない、とても失礼なことをしてしまった。お詫びと焼きマシュマロを駆逐する同志として、うちでごはんを食べないか?」

そして、3人は家に戻った。

「美味しいです!」とリーが元気に言った。

「そうだろ?ジョニーの作るメシはマジうまいんだよ。」キラは鼻を高くして言う。

「ありがとさん。いやーでも、キラがあんなに強いとは。薄々気づいてはいたがな。まあ、そんなことはよくて、これから2人はどうするんだ?」

「まずは仲間を集めようと思う。数は暴力だからな。」キラはそう告げる。

「でも、厄介なのは焼きマシュマロ軍がこの国の王と結託していることだ。まずは国を変えないといけないぞ。」ジョニーは現状を伝える。

「そんなことはない。ここに新たな国を作ればいいだけじゃないか。」

「そうか!!その手があったか!!」ジョニーはその策に拍手を送る。

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