第10.5話

今日もベータはやるべき事をした後、絵萌を狙う邪魔者を排除した。


その邪魔者は原型を留めてなく既に肉片になっている。


ベータは考える。


_絵萌があいつを選ばなくて良かった。


_私が絵萌にナイフを渡したのはあいつを選ぶならいっそ私を彼女の手で殺される方が良いと思ったからだ。絵萌と離れるぐらいなら、死んだ方がいい。


_だが、絵萌はあいつを自身の手で自身の判断で殺した。血のつながった弟を。



_きっと私達は共依存している。そして狂ってるでもそれでいいではないか。


_そうだ邪魔者ゴミ掃除もそろそろ終わる。そうすれば彼女と一緒にいる時間が増える。とても楽しみだ。


とベータは笑う。


そして絵萌のいる部屋に歩みを進めた。


この狂った物語は中間を通ったに過ぎない。


彼らはこれからも依存し合う。


これはそういう物語なのだ。



            To Be Continued

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