第3話
昼食を食べ終わった俺達は、2階へと上がる。
2階は、スタッフオンリーになっている。
休憩室、談話室、会議室、事務所がある。
俺達3人は、会議室へと向かう。
会議室は、約40人が座れるほどの規模である。
1エリアの担当スタッフが一堂に会議が出来るほどである。
俺達は、スクリーンのある前方へと固まって座る。
そうしていると、他にも続々とスタッフが集まってくる。
「今日のスケジュールを確認していこう」
俺は、スクリーンにスケジュールを表示させる。
皆、メモを取り始める。
「まずは、フォレット。
今日は、8テントの予約が埋まっています。
ロッジとコテージは、稼働無し。
飛び込み可としましょう。
アクティビティは、ふれあいありが8組共の予定です」
各エリアには、アクティビティがある。
フォレットは、動物たちのふれあい体験がある。
「次は、フルール。
ロッジに、4人、3人の2組。
コテージに、6人の1組。
テントは、4組の予約が入っています。
テント4張りは、飛び込み可としましょう。
アクティビティは、乗馬とサイクリングが入ってます」
フルールは、広い草原を利用して乗馬とサイクリング、またランニングなどが出来る。
ちなみに、フォレットは木登りやアスレチックなどもできる。
だが、人気なのは動物との触れ合いだったり。
「プレージは、ロッジに4人1組。
コテージに、6人1組。
テントは、8組の予約が入っています。
ロッジに、1組の飛び込み可にしましょう。
アクティビティは、ボートと釣り、浜焼きとそれぞれに予約が入っています。
今日は、ムギが休みなので私が対応します」
プレージは、湖を利用したアクティビティが多い。
釣った魚をその場で捌いたり焼いたりすることが出来る。
「フリーサイトの予約は、9組。
こちらは、アクティビティの予約はありませんが追加対応があったら対応をお願いします」
フリーサイトのアクティビティは、他エリアのアクティビティを行うことが出来る。
大体事前アクティビティ予約が入らないのがフリーサイトの予約なのだが、チェックイン後にアクティビティ予約が入ることが多々ある。
だから、随時受付対応をすることにしている。
そこまで言うと皆それぞれに散り散りになっていく。
結果として、俺とミヤ、シズだけが残った。
「今日は、フリーサイトとプレージを行き来するからね」
「明日は、クオさんがお休みだよね?」
「その予定だよ」
「なかなか一緒のお休みが出来なくて寂しいです」
シズの尻尾がペタンと下がっていく。
ミヤの長耳も少し下向きになっている気がする。
「ああ、その事で相談があったんだ」
俺は、その後2人に今考えていることを話した。
2人は、少し驚いていたが賛成をしてくれた。
さて、午後も頑張ろう。
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