第2章 我修院 ゆり

横島さんが辞めた後、我修院ゆりと名乗る人が入って来た。

ゆりさんは、40歳熟女美人で他のババァ達と比べて清楚な印象で私は一発で虜になってしまった。

熊井熊夫59歳遅過ぎた青春だった。


熊井『ゆりさん、わからない事は何でも聞いてね! きゅうりは3枚だからね!』


ゆり『は、はい!ありがとうございます!』


なんて可愛いんだ。でも、もう、これ以上教える事は…何も…無い。

何故なら、ゆりの仕事はきゅうり3枚置くだけの作業だったから。


何とかゆりさんと会話したい私は、訳のわからない事を言い出す。きゅうりの置く角度や、きゅうりの持ち方など…

仕舞いには、体の向きや足の位置などなど…


ゆり『本当にこんな細かく…会社の決まりなんですか?』


私『い、いえ、そ、その〜ゆりさんがやりやすい用に…』


ゆり『はぁー?あのー、持ち方だの角度がどうの、テメェーの操り人形じゃねーんだよ!』


ゆりはキレていた。


熊井『す、すいません。』


ゆり『熊井さんよ、きゅうり3枚載せるだけの話やろ?あー?ちゃうんか?』


ゆりは更に捲し立てる


ゆり『体の向きとか言って私に触りやがってキショいんじゃ。これ以上ゴタゴタ言ってきたらセクハラで訴えるからな!』


熊井『すみません。』


と同時に私の頭の中で何かが弾けた…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る