第3章 妄想超特急

彼女を守らなければ…

ゆりは俺を必要としている…

助けてを求めている…


あんな暴言を吐くなんて過度なストレスがあるに違いない。

俺が、熊井 晴明が守るんだ!


と、ぶつぶつ独り言をつぶやいていた。

そう、彼の精神は壊れかけていた。


熊井『ゆりさん、大丈夫だよ。俺が何とかしてあげるからね』


ゆり『は?ちょ、ちょ、オッサンキショいんやけど。』


熊井『大丈夫。俺が元に戻して上げる』


ゆり『このオッサン頭沸いとるで』


熊井は激度のプラス思考に変身していた。

そして、ゆりに近づく物には牙を向いた。

周りの従業員もかなり引いていた。


そして、とうとう工場長の 転斎 佳代 が現れた。


佳代『熊井さん、ちょっと事務所へ』


流石の熊井も工場長には逆らえない。


熊井『は、はい…』

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