草庵の名への応援コメント
企画モノで書いたお話しですか。嵐のお題から実在の庵の由来が出て来るという博識さがスゴい…
実話と創作が入り混じった当たりも、本当に風流なお話で感じ入りました。
心が豊かになるとはこういう気持ちを言うのでしょうか。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
嵐と来て、嵐山という、実にシンプルな連想がありまして……^^;
それで嵐山のあたりを調べていて、この草庵とその由来を知りました。
柿売りに関しては、ほぼほぼ私の創作です^^;
関西の商人ってあんな感じなんじゃないかなぁという想像で書きましたが、その辺に「風流」が出て来たのかも……と、いただいたコメントを見て、思いました^^;
あるいは、去来さんの懐の深さのおかげかもしれません。
この人、ホントに心が豊かなので^^;
ありがとうございました。
草庵の名への応援コメント
ラストで草庵につけられた名称に、思わず吹きました。
いや、気風が良いというか、ジョークがキツイというか(笑)
でも、去来という人のさっぱりした性質がよく表れていると思いました。
さて、この去来さん、かなりアクの強そうな凡兆さんと、どんな句集を作るのでしょうか? かなりの難航が予想されそうで、興味深いです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
この落柿舎という名、いい名前だと思うんですけど、由来がこういう由来でした^^;
俳諧師というのは、こういう「きっかけ」をものにして、いい句を作ろうと身構えているんじゃないかなぁ、と感じて、書かせていただきました。
また、去来という人間の性格も、おっしゃるとおり、よく出ていると思います^^;
ちなみに去来と凡兆は、芭蕉と共に句集を作りますが、その名を「猿蓑」といいます。
で、編纂中、凡兆は芭蕉にも不満の態度を示し、さすがの芭蕉もムッとしたと伝えられています^^;
ありがとうございました。
編集済
草庵の名への応援コメント
当時の句会の雰囲気は現在の、作品を読み合い感想を送りそれに返信するというカクヨムと似ているのかもしれない、と思いながら読んでおりました。
under the storm、そういう意味だったのですね。ネタバレを避けるために詳述は控えます。素敵です。
去来が好きになりました。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
芭蕉とその弟子は、おそらく、手紙のやり取りで俳句を見せ合い、それにコメントするという、おっしゃるとおりのやり方だったと思います^^;
under the stormは、自主企画「同題異話」の子の月のお題です。
そこからstorm→嵐という、わりと素直に発想してみました。
でも、去来とその草庵を描くには、うってつけのお題だと思い、挑戦してみました。
私も去来が好きなので、好きになってもらえて、嬉しいです^^;
こちらこそ、ありがとうございました!
草庵の名への応援コメント
短いけれど去来の人となりがとてもよくわかるエピソードですね
商人との出会いのきっかけとなった40本の柿の木
俳句の庵と想像すると小さなひっそりしたのを思い浮かべそうですが
たくさんの柿の木がある壮大なお庭なのですね
商人との掛け合いも楽しく
嵐で柿がダメになってしまうオチも楽しめました
そこから落柿舎
三年四年悩んだ名前…すっきり決まる
後味の良さ
この日のために名前をつけずにいたのかというようなぴったりの名前です
作者からの返信
おっしゃるとおり、向井去来って、こういう人だったんだなぁというエピソードです^^;
落柿舎の元の持ち主は豪商だったようなので、だからこんな柿四十本も植わっていたと思います。
しかも、いい柿だったんでしょう^^;
嵐で柿が落ちてしまったところは史実どおりですが、商人のキャラ付けは私のオリジナルです。
去来がああいう、潔い人なんで、商人は転んでもただでは起きないタイプにしてみました^^;
そして落柿舎。
こんなに良い名前が思い浮かぶなんて、去来は凄いなと思います。
やっぱりあの芭蕉の弟子になっただけのことはある、と思いました^^;
それと、レビュー、ありがとうございます!
気がつけば芭蕉とその周りの人たちについて、結構書いていました^^;
去来という、あまり知られていない人を主役にしたので、どうなることかとハラハラしておりましたが、「軽妙」「味のある」とのお言葉をいただき、驚き&嬉しさでいっぱいです!
ありがとうございました!
草庵の名への応援コメント
なんて素敵な話でしょう!
名を考えて三、四年もうんうん悩んでいたところ、こうしたふとした日常の出来事(現在だったらツイッターなんかで呟いて終わってしまいそうなこと)でも、ここからひらめいたというのが趣があっていいですね。これも人と人との縁ですね。
そして柿売りさんもなかなかしたたかでいい味出しています。や、商人はこうでなければ。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
これ、ホントにこうだったと伝えられる話がベースになっています。
一万貫をポンと返しちゃうところなんて、相当凄い人だなと思います。
さらに、それよりも草庵の名を思いついた方に価値があると考えていたところが凄い。
去来の、趣きや縁に対する姿勢が窺えて、とても良いエピソードだと思って書いたので、「素敵」とのお言葉、大変嬉しゅうございます^^;
あと、柿売りさんがしたたかなのは私の創作ですが(笑)、関西の商人はこうでないと!^^;
ありがとうございました。
草庵の名への応援コメント
草庵って、なんか侘しいイメージがありましたが、40本の柿の木とはなかなか贅沢な風景ですね!
柿売りに半ば騙されたようなもんなのに、怒るでもなくこの事に因んで庵に名前を付けるとは、さすが風流人!!
私もこんな懐の大きい人間になりたいです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
草庵といいつつ、豪商の別宅(?)ぽいのを手に入れたみたいなんで、だから柿が四十本もあったのでは。
柿売りがあざといのは、私の創作なんですが(笑)、一万貫をアッサリ返しちゃうのは、さすがは一流の俳諧師だなと思いました。
たぶん、そんなことより「落柿舎」という名前を思いついた方が嬉しかったんでしょう^^;
私もあやかりたいものです(笑)
ありがとうございました。
草庵の名への応援コメント
拝読致しました。
山に庵を求め、その名をどうするかで頭を悩ませ続けてはや三年。
この何とものんびり感が良いですね(^_^;)
柿売さんの一満貫をぽんと出す決断力、大金にも目が眩まずに違約金を求めず返却する度量……というよりも恬淡とした在りよう。
なんか、これぞスローライフという感じで、ほのぼのした雰囲気が良かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
俳諧じゃなくて草庵の名前だから、のんびり考えようとしていたのかもしれません^^;
柿売りさん、ホントにどうして一万貫も持っていたのか謎です(笑)
去来もホント、わりとあっさり返しているところが凄い。
商人は商人で、俳諧師は俳諧師で、それぞれの道を貫いているところが素敵だと思い、書きました。
お楽しみいただけたようで、何よりです^^;
ありがとうございました。
編集済
草庵の名への応援コメント
英語のタイトルに京言葉が響き合って得も言えぬ俳諧味。
非常に面白いです、手練れという言葉が思い浮かびます。
東の深川の芭蕉庵に呼応するかのような西の京の落柿舎。
してやったりの去来さんの得意顔が残像としてあります。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「同題異話」という自主企画に参加しておりまして、そのお題が「Under the Storm」だったのです。
で、英語のお題だと、かえって「和」にしてみようという、へそ曲がり精神が発揮されたのです(笑)
そんなわけで、Stormから嵐山、そして嵐山といえば落柿舎という連想ゲームと相成りました^^;
……もうちょっと、「おくのほそ道」と絡めたり、師・芭蕉とのかかわりを書こうと思ったのですが、やっぱり俳諧師の話なので、さっと書く感じで、一話完結となりました。
手練れとおっしゃっていただいて、嬉しい限りです^^;
落柿舎、いい名前ですよね。
のちに芭蕉が訪れて、ここで「嵯峨日記」をしたためたることになりますが、師をお迎えした時の去来さん、得意げだったんでしょうね(笑)
ありがとうございました。
草庵の名への応援コメント
は〜、知りませんでした。
何となく柿が落ちたから「落柿舎」とは思っていましたが、こんな謂れだったとは。
柿売りさん、なんとも強かなのがとてもいい味を出してるのがとても好きです(*^^*)
切れ味の良い素敵なお話でした。楽しかったです。
作者からの返信
まずはレビュー、ありがとうございます。
いっそのこと英語にしてみようと思って、カッコつけてみたサブタイトルです^^;
そして「し」。
こうやって読むと、確かに漢詩的な感じがしたり、カキとはまたちがった味わいがあると思います。
そういった、拙作を紹介する導きが、何とも詩的で素敵な感じがするのは、書いた方の文才が優れているからだと感銘を受けました。
そして「落柿舎」の謂れ。
私もよく知らなかったんですが、調べてみると、こういうことがあったようなんです。
去来さんが太っ腹というか無欲なんで、逆に柿売りさんについては、強欲だけど味のある感じにしようと苦心しました。
「好き」と言ってもらえて嬉しいです^^;
ありがとうございました!