第13章 再就職
ヒロさんには大変にお世話になって申し訳なかったが恐怖に打ち勝つ事が出来ず漁師を辞めてしまった。
Gダイバーだけでは生活が厳しいかったのでお給料の良い内地に行く事にした。
寮付きの建設会社で務める事になった。
勿論長くいるつもりは無い。
お金を貯める為だった。
そして、海で働く思いは薄れる事はなかった。
私には次のプランなどなかった。沖縄で働きたいが給料が安すぎてとてもアパートなど借りる事が出来ない。
かと言って姉とずっと住む訳にも行かないし…
月一回発売されるダイビング雑誌を読んでは南の海に想いを馳せていた。
そんな時だった。雑誌の後ろのページに作業ダイバー募集の広告が載っていた。
私『これだ!』
久しぶりにワクワクした。
早速、履歴書と海への熱い思いを書いた手紙と共に送った。
それから1週間後、是非面接したいと連絡があった。
結果雇って貰える事になった。
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