第3話
良太はそのまま部活に行き、二人手でぱたぱたと風を送りながらの帰り道。
「才乃は陸上部に行かなくていいの?」
「私陸上部じゃないしねー。今日は家でやりたいことがあるんだ」
さも当たり前のことのように異常なことを話すのが日常。才乃は帰宅部だがその実全ての部活に借りだされている。
「秀ちゃんは部活やらないの?」
何か一つのことを極めたとしても、
「無駄でしょ」
「ええー冷たい。良太に怒られるよ」
才乃には勝てないんだから。
家の前で才乃に手を振る。学校の席に加えて家も隣なのだ。
夜、LINEを開くと知らないアカウントから友だち申請が来ていた。
無視して眠った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます