第9話自己紹介-1

その後少ししてから他9名が次々と入って来る


「それじゃあ、自己紹介から始めましょう、それじゃあ、一番奥の右に座ってる君からどうぞ」


とツインテールの灰色の髪をした気弱そうなとても立派なものを持った女の子を指した


「は、はい!」


そうびくびくしながら立ち上がった


「え、えっと、クアンツァ家次女の、ら、ライト・クアンツァ、です、み、皆さんに、お追いつけるよう、が、がんばります」


と一応聞き取れるくらいの小さい声で言った


とりあえず、よく頑張った


「よ……く」


やばいとうとう聞こえなくなったな、なんて言ってるんだ?流れ的によろしくとかk?


「お願いします!!!!!」


と急にとてつもなく大きな声で叫び出した


うるっせーーーーー!


ライトはやり切ったような満足げな顔を浮かべて席に座った


幸せそうで何よりです


次に髪の毛を後ろ側にとんがらせている赤い髪の、犬蹴ったり、たばこ吸ったりしてそうな男やつがポッケに手を入れながら立ち上がる


「俺は、キャナビス家長男サティバエル・キャナビス、俺はお前ら全員殺す!そんじゃ、夜露死苦」


えー、今時あんなのいるんだ、やっばー、どうやってこの学校入ったんだよ、拳?


ライトちゃん震えちゃってるじゃん、謝れよ


次に三つ編みにした髪を右肩から垂らしている、ポニーテールのような茶色の髪型をした、膝枕とか耳かきとかしてもらいたくなる、おっとりとした雰囲気をした、巨乳で美人のお姉さんが立ち上がった


そして息子が・・・うっ


その瞬間、俺のデリケートゾーンに激痛走る


「ロラ・・・さん、流石にそれはだめだよ」


とロラの耳元でささやく


「え~、何のこと~?ロラわかんない」


と小さい声で返してくる


「夜、覚悟しててね」


と小さい声でさっきとは全然違うガチめのトーンで言われた


「え~っと、わたしは~、ゼミヤ家3女、アリス・ゼミヤです、これからよろしくお願いします」


土魔法の適性が飛びぬけて高く、プラミヤ家に次ぐ武力を持つゼミヤ家の3女、俺と同レベルのコントロール能力(幼少期の情報と成長を計算した物)と、上級貴族の中でも高い適正があったはずだが


あいてとの相性が悪かった?それとも調子?いや、試験ではそれで評価が落ちないようにされているはず、まさか手を抜いたとか?・・・いや、そんなことするわけないか、意味ないし

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